さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


2007年01月08日

認定農業者の思い

爆弾低気圧は日本海を通過せず太平洋側の通過となったため、
今日の上ノ国町は強風の吹き荒れもなく北西の風に変わり、
吹き返しの強風もそれほどではありませんでした。
時々濡雪の吹雪となりましたが、議会報告の「尾田便」を31戸配布しながら、
新年の挨拶回りをしました。


町特産のキヌサヤエンドウ

町内の認定農業者の中でも、息子夫婦と水田と畑作
町特産のキヌサヤエンドウを作付けし、
家族経営で頑張り健全経営をしている農業者ですが、
昨年は白大豆の価格が市場のダブツキで価格が暴落し
農業収入に大きな影響を及ぼしているとのこと。

また、白大豆への国の産地づくり交付金も今年の秋でなければ
全額農家に交付されません。

JAは、市場のダブツキで販売ができないとのことで
市場で販売ができるまで倉庫に保管しなければならないから
保管料を徴収すると言ってくる。
更に、一俵当り5,000円の前渡金がほしいなら
80円の利息を支払ってもらうとまで言う。

白大豆の作付け等を推し進める国の農業施策は
市場原理導入の下に、豊作になればなるほど
価格が暴落し「生産者が泣きを見る」政策ではないのか。
この様な農業への意欲をなくする農政では
後継者の息子夫婦も
明日の農業への希望もなくなってしまうと
切実な思いを語っています。

国の「品目横断的経営安定対策」は、
認定農業者・集落営農組織を中心とした
農政への転換ですが、
小規模経営農業地帯の農業経営者には
農政の矛盾の影響が端的に表れ、
農業経営の意欲を失う農政となっていると
言わなければなりません。  
Posted by おだっちの菜の花油 at 20:36Comments(0)議員活動