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2007年01月16日

「産地」とは?

 今日午前9時30分より役場で
 上ノ国町水田農業推進協議会臨時総会を開催した。



 審議案件は
 18年度上ノ国町水田農業推進協議会収支予算の変更について
 である。審議案件は前回一致で承認された。
 臨時総会の本旨はその他事項の
 平成19年産米の需要量に関すること
 19年度「産地づくり交付金」に関することである。

 昨年暮れの28日
 北海道よりこれら事項についての報告がなされた。 
 上ノ国町は
 コメ需要量では17,586kg増、面積3.7haの作付け増の
 配分となった。
 また「産地づくり対策」の交付予定額は
 昨年並みの9,560万円余りが予定されるとのこと。
  協議会は
 町、農業委員会、農協、土地改良区、共済組合等の
 関係団体と各生産物の農業者代表で構成されている。

 上ノ国町の農業者では
 経営規模を拡大し
 農業生産法人にし、水稲・畑作の複合経営とし
 農業に命をかける認定農業者。

 町特産のキヌサヤエンドウを核として高品位生産の
 畑作中心の経営に取り組み
 自ら研究・研修に励み
 「産地」づくり農業を実践する認定農業者。

 小規模・零細経営で
 年金にプラスする生産規模で
 自分の代で農業を終わろうとする農業者も
 いる。

 国の農政は
 認定農業者等担い手農業者と集落営農経営体
 中心の農政に転換した。
 国は農業経営者に選択の決断を迫っている。

 首長は農業で喰える町つくりを
 呼びかける。
 農業で喰っていくの
 いかないのかの結論である。

 「品目横断的所得安定対策」は
 上ノ国の農業経営体にはギャップがありすぎる。
 農業で生きようとする農業者は
 農政の矛盾が顕著に表れている
 現実ギャップの中でどう生きようかと
 もがいている。

 国の線引きから外される農業者は
 なおさらだ。

 協議会では
 農業で生きていこうとする農業者の
 意欲と努力を評価するのか?。

 認定農業者の基準は
 農業で飯を食っていくことを基準と
 すべてぎないか。

 作物を作って生産を上げるだけが「産地」か?。
 農業で喰えることが
 「農業産地」と言えるのではないか
 との意見がでた。

 行政や農業関係団体が考えていない
 本物の声である。
  だが
 上ノ国の農業経営者は
  「俺が俺が」の思いと精神は
 一面では評価できるが
 同志、仲間をつのって本音で語り合う
 経営者として研究や研修をするという
 意識が稀薄だ。
 腹を割って本音を語らない。 

 その本音が出なければ
 行政や関係機関、団体がそれぞれ
 担うべく責任を持つ事にしても
 万策の手段を講ずることはむずかしい。

 それでも
 農業で生きていこうとする農業者には
 創意を集め具体的な方向性を
 示していくことが今要求されている。

  
Posted by おだっちの菜の花油 at 23:04Comments(0)