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2007年07月04日

議員は何処を向く

    全道町村議員研修会で講演する大森彌東大名誉教授


全道町村議員研修会で大森彌東大名誉教授は、「分権時代の基礎自治体とその議会」と題して講演。
第27次から29次地方制度調査研究協議会に市町村の合併を更に推進していく文言が引き継がれている。
全国から農山村の町村がなくなってしまう方向性が、住民が本当に求めていることなのか、住民から選ばれた町村議員は、首長から提案された議案を審議しているだけではだめだ。条例や議案も議員が提案出来る議会になること。地方議会はいま夜明けの時代だなどと述べました。

研修会に出席し各講師の講演を聴いて、わが議会にいま何が求められているのかを学ぶことができた。

        議長に報告するだけでいいのか常任委員会報告

わが議会の常任委員会活動は、定例議会で所管事務調査の申し出を行い、議会の承認を得て常任委員会の所管する所掌事務調査を行い、その調査結果は定例議会で議場の壇上に登壇し、主に議長に報告するだけである。

議場で調査報告をした常任委員長に対し、その調査の経緯と結果に対する他の常任委員会に所属する議員からの質疑は行わないこととしている。

        議員同士が責任を持って自由に討議する議会にすべきです

開かれた議会・市民参加の議会・透明性ある議会が求められている時代であり、民主主義の広場としての議会の役割を果たすために現行制度のもとでも、議会の意思さえあれば実現できることがあります。
議員は議会の動きを、住民の目に見えるようにすること。議会の動きに対して、何か意見があれば、住民も当事者となって参加できる機会を議会がつくること。
地域の生活課題をめぐって、住民と議会・議員が、ともに当事者となって民主主義の広場で議論し、町の運営について決めていける場をつくっていくことです。

       議員同士が責任を持って自由に討議する議会に


住民の多様な声を、住民を代表する議員が自ら議案を提案し、自治体運営全般について討議し、地域の意思決定を行っていく場をつくり出すためにも、議会で報告される各常任委員会の所管事務調査の結果について、所属議員以外の議員が積極的に質疑を行い、議員同士が責任を持って自由に討議する議会にすることが、議会の活性化につながり、住民の求める議会に応えていくことになるものと考えます。

        積極的に情報を公開し透明性のある議会であるべきです

また、請願・陳情を受けた場合や、一般的な議案の審議でも、住民がが直接自分の声で発言できる機会をつくり、公聴会や参考人招致等の手法を積極的にとることが、住民参加の議会を生み出していくことになります。
常任委員会も積極的に公開する立場で、行政無線放送やインターネットによる情報を提供し、いつでも住民にに説明責任が果たせる議会にしていくことが求められていると思ったところであるが、 わが議会のその方向性は、厳しい現況にあるだろうと、残念ながら、思わざるを得ない状況にあります。  
Posted by おだっちの菜の花油 at 21:35Comments(0)議員活動