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2008年03月13日

予算委員会終わる

 予算審査特別委員会で尾田孝人委員は、
 町長の「農業漁業で喰える町」への
 政策実現のための問題について
 一般質問で質した
 「アワビ養殖生産組合員の
 養殖事業への取り組む姿勢について」と
 「町の指導体制についての問題点」を明らかにして
 予算審査特別委員会で
 町としてどうすべきであるかについて
 厳しい質疑を行いました。



 (10日の一般質問で質問した関係部分)
 尾田議員
 9、アワビ養殖種苗売払い収入の実態は。

 平成19年度当初予算では、
 アワビ養殖種苗売払い収入として、
 2千677万5千円を計上しましたが、
 今議会の補正予算で
 767万1千円の減額となり、
 1千910万4千円の売払いになっりましたが、
 その主なる原因は何であったのか。

 19年度事業において30%にも及ぶ減額補正は、
 町長が述べるアワビ養殖事業は、
 栽培漁業の中核となるとした位置付けが
 不確実性あるものとならないのか。

 平成19年度は、
 生産組合員1人ひとりが1万個を購入し、
 個々の責任において徹底した管理を
 行うことになっているとされました。
 1千910万4千円の
 アワビ養殖種苗売払い収入は、
 個々の組合員から納入されていることになるが、
 各組合員はそれぞれ何時の期日に完納されているのか。

 町 長
9点目、アワビ養殖種苗売り払い
 収入の実態についてのご質問でありますが、

 今議会に提案いたしました補正予算による減額は、
 生産組合への供給予定でありました
 15万個のうち五万個について
 近年におけるアワビの市場動向が
 厳しい状況が続いていますので
 経営上購入困難との協議を受け、
 アワビ沖合養殖漁業者が
 1千3百個購入しましたので、
 その差の4万8千7百個分の減額であります。

 アワビ養殖事業が栽培漁業の
 中核とした位置付けが不確実性と
 ならないのかとのことでありますが、
 町ではアワビ養殖を中核として位置付け
 事業を推進しているところでありますが、
 ご承知のとおり市場動向は
 非常に厳しいものがあると言うことから
 将来的には不安要素を抱えているという
 現状をご承知頂きたいと存じます。

 さらに、生産組合員1人ひとりが1万個を購入し、
 個々の責任において徹底した管理を
 行うことと成っていましたが、
 現在は個々の責任では負担が大きいことから
 グループ制による管理体制を採っていると
 伺っておりますので、
 種苗代金1千575万円は生産組合として
 支払う予定となっていますが
 現時点では収納されておりません。

 (予算審査特別委員会で
  問題点を明らかにし更に質した関係部分)


 問題点
1、昨年6月議会の一般質問で
 生産組合員1人当り1万個のアワビ種苗を供給し
 1人ひとりが管理責任を持って養殖に
 取り組ませると答弁していたのにも係わらず
 実態は生産組員全体で10万個の管理で
 養殖をしていたこと。

2、そのために1人ひとりの組合員が
 個人責任の意識が希薄になって
 養殖事業を成功させる意識が欠如している。

3、組合員個々の責任で3月末日までに
 町に種苗代を支払わなければならない
 責任の意識が見受けられない。

4、そのため種苗代を支払うため
 組合員が連帯で借金をして町に
 1千575万円の支払いを
 することにしていること。
 などを明らかにし

5、借金をして種苗代を支払う様な生産組合は
 もはやアワビ養殖事業をさせるべきでなく
 町に残る若い漁業後継者に
 アワビ養殖事業を取り組ませる
 施策に転換すべきだと
 町の姿勢を質しました。

 このことに対して町の答弁は
 私が明らかにし指摘したことについて
 何ら反論することなく
 これまでの議会で答弁していた
 「生産組合員の意識改革を望んでいる」という
 ことを繰り返すだけで
 町が漁業者への指導責任を持って
 「海洋牧場」でのアワビ養殖事業を
 成功させるという姿勢を示すことには
 至りませんでした。

 約総事業費65億円の国費・道費・町費等を
 投入した「海洋牧場」での養殖事業を
 成功させる大きな責任が町にあることを
 肝に銘じて取り組まなければなりません。


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Posted by おだっちの菜の花油 at 22:22Comments(0)議員活動