さぽろぐ

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2008年07月16日

菜の花の彩り

 

 上ノ国菜の花ネットワーク(仮称)づくりを準備する話し合いが
 昨日町内で開かれました。
 話し合いには
 檜山農業改良普及センター、町産業課、町内の農業者
 町内と函館の企業家などが出席し、
 上ノ国町の畑作振興に欠かすことの出来ない輪作体系づくりに
 新たな作物として「ナタネ」栽培の導入について協議し
 私もその1人として出席しました。

 食糧自給率39%に止まっている日本では
 国産のナタネ食用油は1%にも及ばす
 食用油の99%は外国に依存している実態にあり
 世界的な穀物の高騰により
 日本の食料原料確保が重大な岐路に立たされています。

 現在日本でのナタネ栽培面積は約800ha余りよりなく
 ナタネ栽培では
 菜花を食べる、菜の花畑を観る(景観保全)、守る(農地保全)
 搾油(食用ナタネ油)、搾った油かす(肥料・飼料)
 廃食油回収し(バイオ燃料)
 など捨てるところがなく総てを利用出来る作物です。 

 ナタネの播種は8月下旬となりますので
 今年は町農業指導センターで約10aと
 町内の農家2戸に約1haを試験栽培をする予定になりました。
 来年の5月初旬に菜の花が真っ黄色に咲き
 7月下旬の収穫になります。
 収穫されたナタネは
 上ノ国産100%のナタネ油として加工することにしています。

 話し合いの中で上ノ国を近い将来菜の花で彩り
 松前町のサクラに劣らないお客さんを呼び込むことや
 上ノ国産のナタネ油や蜂蜜の生産
 栽培農家の皆さんが使用する
 農機具のバイオ燃油の生産までもと
 話の輪が大きく広がりました。

 せたな町では農業生産法人経営の農家が
 7月下旬に10haのナタネを収穫するとのことです。



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Posted by おだっちの菜の花油 at 23:02Comments(0)