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2008年08月05日

6月議会一般質問再々質問と答弁

第2回(6月)定例町議会一般質問の再々質問と答弁要旨を掲載します。(第150号・「みんなの議会です」より)

生きるよろこびを支える思いやりのまちづくりを
▼尾田孝人 議員

 高齢者に対して、生きるよろこびを支える思いやりのあるまちづくりが求められており、保健福祉充実のために、どのような政策目標を掲げて取り組み、その成果と課題をどのように評価し、新たな施策を展開なされるのか。

上ノ国町老人保健福祉計画で施策を展開
▼工藤町長 

 上ノ国町老人保健福祉計画において「健康づくりと介護予防の推進」、「在宅サービス提供のための基盤整備」、「地域ケアシステムの確立」、「総合福祉サービスの確立」などを掲げ、施策を展開し、高齢者の保健福祉向上が図られているものと考えておりますが、今後とも、町民皆様の御協力をいただきながら、必要な施策を展開してまいりたい。

後期高齢者医療制度に伴う医療問題について  
▼尾田孝人 議員 
    
 後期高齢者医療制度の基本計画は、連日社会問題視されているだけでなく、道内の被保険者となった六百三十数名の皆さんが訴訟を起こす事態にもなっております。我が町において、保険料や各種助成制度における影響はどのような現状になっているか。

国保事業の助成がないので影響なし
▼工藤町長

 後期高齢者医療の料率と上ノ国町国保税率の率だけの比較では安くなりますが、所得がなく家族構成によっては高くなるケースもあります。次に、各種助成制度への影響ですが、これまで国保事業での助成は実施してきておりませんので影響はありません。

第三期介護保険事業計画の見直しは     
▼尾田孝人 議員

 平成十八年度から平成二十年度までの第三期介護保険事業計画について見直しをすることにされていましたが、具体的な見直しはどのようになされたのか。

推計を上回る入所者数で見直しが必要
▼工藤町長

 第三期介護保険事業計画策定の平成十七年度の推計を上回る認知症高齢者対応施設への入所者数などから、計画見直しが必要と判断し、在宅待機中の認知症高齢者数を再調査した結果、早急な対策を行うこととし、今期内の計画を変更し、改善を図ることとした次第であります。

再質問
 新たな施設を創設することによって、この介護保険料等の被保険者への保険料の負担増につながっていくという点では、介護保険料を少しでも低く抑えることが課題になっていくと思う。いきいき長寿委員会の中でどのような意見が出されて見直しの必要があるという結論づけになされたのか。

矢代住民課参事
 いきいき長寿推進協議会の委員からも同様の質問がされており、今予定している十八人で幾らになりますかということで、具体的な
数字も挙げて質疑に答えておりました。保険料を上げないような施策、介護保険についてもいろいろな事業を盛り込んでいってほしいと依頼されております。

介護施設増設申請の経緯は
▼尾田孝人 議員
     
 民間の2事業所から、介護施設の新規開設及び増設の事業計画申請がなされたようでありますが、新設及び増設への許可決定がなされたのかどうか。

五月十六日許可通知
▼工藤町長

 第三期介護保険事業計画の変更を行うに当たり、五月十六日付で許可の通知がありました。また、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金についても、五月二十二日付で内示をいただいているところで、今後は、いきいき長寿推進協議会の意見をお聞きしながら、二事業者を対象事業者として決定する予定であります。

再質問
 産業福祉常任委員会で担当職員から説明があったときには、ツー・ユニット九と十八名の施設の方向でこの見直しをしていきたいという説明であったわけでありますが、今回はツー・ユニットなのかどうなのか。

矢代住民課参事
 既に、ワン・ユニット九名定員がございます。そして、さらに今回ツー・ユニット十八名ということですので、二十七名ということでございます。

再々質問
 当初のツー・ユニット、十八名から二十七名になったということでいきますと、それぞれの申請した事業者に三千万の交付金、補助金になるわけであります。それがどのような比率で配分になっていくのか。この広域の交付を受ける段階で、町が持ち出し支援していく体制にならないのか。さらに、両事業所に町の花沢温泉の供給ができる体制になっているのか。同じ入所者に対してどういう公平な支援対策をとるのか。

矢代住民課参事
 保険料については、要介護度三の方を想定し、最大で、平均の方で一カ月四千二百円が、四千六百円ほどになるという試算をしております。三千万円の配分方法は、平等に一千五百万円ずつ二カ所に交付したいと考えております。それ以外の町の持ち出しは、今の時点では考えておりません。2事業所さんからは、現時点では温泉を利用するとかどうとかという計画はいただいておりません。

次世代を担う児童健全育成施策の充実を   
▼尾田孝人 議員

 町内小・中・高生全員の医療費や保育所及び小・中学校の給食費等を完全無料化する思い切った子育て支援施策の実現をすべきであります。さらに、妊婦健診への助成支援対策を、健診回数制限なしの支援助成に拡充すべきでありますが、いかがか。

現行の支援を継続
▼工藤町長

 給食費の完全無料化については、現段階では実施する考えはありませんが、乳幼児医療費助成については、本年十月から満十二歳に達する日以降の最初の三月三十一日まで拡充する予定となっております。
 また、妊婦一般健康診査への助成制度につきましては、今年度から対象健診回数を従前の2回から5回に拡充し、交通費についても今年度から新たに助成対象としたところであり、更なる支援拡充については、現行の支援を当分の間実施した上で、その効果等を見きわめ判断してまいりたい。

再質問
 小・中・高生でどのくらいの医療費の支出になっているのか。子供たちが健全に育っていくようなまちづくりをしていくことが今求められていると考えるわけで、その点ではいかがか。
 さらに、通常安心して出産できるまでに健診は何回行われるのかということをお伺いしながら、思い切って本当に全部無料にして元気な子供を生んでくださいという姿勢が今示すことが必要でないのか。

佐藤住民課長
 小・中・高の医療費につきましては、抽出したデータは今持ち合わせておりません。また、調査するとしましても、時間を若干要することから、その資料につきましては後日提出ということでお願いしたい。

矢代住民課参事
 妊婦健診の回数は、平均ですと十四回ほどだそうです。更なる拡充につきましては、検討させていただきたい。

再々質問
 子供たちが本当に健全に生まれて、我が町の次の世代を担っていく大切な宝であり、管内の先鞭を切ってそういう点で思い切った施策展開をしていくということが必要だ。町長はそういう方向づけを本当に真剣に検討して実現させていただきたい。

税金を食い物にさせる高落札率入札のあり方について
▼尾田孝人 議員

 近隣町で談合事件が発覚し、予定価格を非公開とすることにしておりますが、予定価格の公表を引き続き実施されていくのかどうか。また、住民の税金を使って発注する公共工事を、社会の常識に相反するような九十五%前後の高額で町が落札させていることは、町行政が税金の無駄遣いをしていると言われることになりますが、いかがか。

予定価格公表の適否を慎重に検討
▼工藤町長

 予定価格の公表については、平成十二年から実施してきたところでありますが、昨今の談合事件や落札率の高どまり等の弊害を踏まえ、本町においても、予定価格公表の適否について慎重に検討してまいりたい。
 なお、予定価格の公表により、落札率が高どまりとなった場合の入札執行であっても、法令順守の上で執行せしめるものでありますので、御理解いただきたい。

再質問
 公共事業の落札率が高どまりになっているということで、国交省から通達が来ているはずですが、今までどおり予定価格の公表をしていくということでありますけれども、この関係ではどのようにおさえているのか。
 行政として法に基づいて、しかも反していないからそれでいいんだという認識でいつまでも高どまりの高い物づくりをさせるのか。

北島施設課長
 国から、総合評価方式を併用した一般競争入札の導入を強く求められておりますが、小規模な自治体にとっては、地域の業者が淘汰される。江差町、乙部町、厚沢部町などの広域的な入札制度も考えなければならないということから、慎重に議論しなければならないと思っています。予定価格の公表についても、慎重に検討してまいりたい。

我がふるさと再発見フォトコンテストの実施を   
▼尾田孝人 議員

 第9回目だけ町民の部を設けたコンテストを行いましたが、全町民の皆さんが楽しく参加できるフォトコンテストを新たに企画し、ふるさとの足元を見詰め直すことができる新しい上ノ国再発見を実施すべきでありますが、いかがか。

ホームページの活用を検討
▼工藤町長

 フォトコンテストの実施は、「新しい上ノ国再発見」に大変有効な手段と考えますが、過去の経緯を見ますと多くの参加が見込めないことから、コンテストにかわる住民皆さんが自慢の1枚で気楽に参加できるコーナー等の設置についてホームページの活用を検討してまいりたい。

職員研修のあり方について
▼尾田孝人 議員

 先般、青森県南部町から町職員を講師に招聘し、我が町の職員研修を行ったところでありますが、職員の皆さんは、同講師の講演を聞き、どのような思いを、同じ町職員の自分と対峙することができたのか。また、研修に出席した各職員から感想や自分の考え方等について文書等報告をさせているのかどうか。

文書報告はしていない
▼工藤町長

 グリーンツーリズムの内容を講演いただき、七十七名の職員が参加し、研修を終えた職員は、今後の職務に活用するものと考えております。
 また、研修後は自分の所属するグループや課などで感想や自分の意見等について交わされているものと確信しており、これまでの研修と同様、文書報告は求めておりません。

再質問
 研修をやらせたら、職員にみずからの考えを書かせ、職員のレベルアップを図って、住民のために自分の職務があるんだという自覚を持っていただくという研修のあり方にしていくべきだと考えますけれども、その点でいかがか。

高見総務課長
 講演方式の研修においては、従来からほとんどの全職員が参加という形になりますので、特段その文書報告なり感想なりをとっていなかったのが現状でございます。
 ただ、文書をとることも確かに大切ですけれども、上辺だけで文書にするということも危惧もされますので、今後慎重に検討してまいりたいと考えております。



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Posted by おだっちの菜の花油 at 23:03Comments(0)議員活動

2008年08月05日

快晴の夏空

 

 

 

 

 大雨後、澄み切った快晴の夏空に戻りました。
 お盆まで晴天が続くことを
 農家の皆さんは期待しています。



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Posted by おだっちの菜の花油 at 14:35Comments(0)まちの風景