さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


2009年03月15日

元ギャル社長の新たな“革命”は農業

 大小に関わらず既存の農業者は、自らの農業経営への視点を変えていかなければならない時代ではないのかと思う出来事であった。先般テレビなどが話題性があるから報道しているのかどうかは分からないが、見る者の見方次第であると思う映像が報道された。ギャルといわれる若い女性元社長であった藤田志穂さんが、秋田県大潟村の農業法人経営の農業者の支援を受けて、若い女性や男性が農業に取り組んでいく組織を作ろうとしている、藤田さんの想いが放映されていた。以下はそのことに関係する記事である。

  「イケてる農業」の実現なるか、元ギャル社長の新たな“革命”は農業。
 2009年03月14日14時50分 / 提供:ナリナリドットコム(ライブドア・ニュ-ス)

 モデルや歌手として活躍する傍ら自ら会社を立ち上げ、「ギャル社長」としてマスコミの注目を浴びるなど、若い女性を中心に人気の藤田志穂。2008年末に社長業を引退して名誉会長に就任、現在は自称「旅人」として活動する傍ら、力を入れているのが農業への関わりだ。

 現在23歳の藤田志穂が会社を立ち上げたのは2005年、「シホ有限会社G-Revo」(現有限会社SGR)は「純粋でまっすぐな心と強い意思・行動力でギャルに対する偏見や考え方を変えよう」(SGRホームページ)という「ギャル革命」を起こす会社として設立された。2005年1月に会社設立に向けて行動を始め、その様子はライブドアブログで日記としてほぼ毎日報告された。ちなみに最初の行動は「『有限会社』のつくり方」という本を読んだところから始まっている。

 このブログはアーティスト、モデルとしての活動のほか、ライブ会場の手配やスケジュール管理の苦労など社長業としての苦労も語られつつ、2005年3月の会社設立を経て、2008年12月の社長引退まで掲載された。最後のブログでは会社成功の夢を叶え、副社長から「やりたいことをやりなよ」とのアドバイスを受け社長業の引退を決意、興味を抱いていた「食」に関わっていきたいという気持ちを綴った。

 社長業引退と同時にブログはアメーバブログへと移転し、モデル業やメディアの仕事のほかに農業関連の雑誌取材やシンポジウムへの出席を伝えるなど、着実に自分のやりたいことに邁進している。3月13日には吉川ひなのや地元出身の加藤夏希、里田まいやmisonoも出演した「AKITA Fashion Fes 2009~レディース&ガールズコレクション」に参加、それに先立ち秋田で農業プロジェクト「ノギャル」を始めると発表した。

 プロジェクトでは、藤田志穂のほかにモデル仲間の板橋瑠美、今泉宏美の3人で米や野菜を作るほか、渋谷のギャルを集めた農業体験ツアーや“イケてる”農作業着のプロデュースを行うとしている。「若者が農業に興味を持つきっかけを作ることで、農業自体を盛り上げることが今の日本には必要」というこの企画には全国の農家からオファーがあったことを明かし、「ハチ公のふるさとだから」(秋田経済新聞より)との理由で秋田県で行うことを決意したそうだ。

 高齢化の進む農業関係者が不況で職を失った人に積極的にPRをする報道が最近多いが、以前から地方の農家が嫁不足という話も多い。そんな中、若者、特に若い女性を農業に取り込むこのプロジェクトが、そうした問題に対して一石を投じることができるか、非常に面白い試みだ。しかも仕掛けるのはフリーターから一気に駆け上がって社長になった藤田志穂。起業の際に事務のバイトで貯めた150万円を投じるなど、強い意思と実行力は申し分ない。若い女性のカリスマが仕掛けるこのプロジェクトは、時間はかかるだろうが農業関係者にとっても夢のある行動ではないだろうか。

関連ワード: 藤田志穂

 お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
    にほんブログ村 地域生活ブログ 北海道情報へ


  

Posted by おだっちの菜の花油 at 11:03Comments(0)