2009年07月26日
「おもてなしをさせていただいています」です
道の駅「もんじゅ」に、町内の農畜水産物を販売する物産センタ-が6月20日にオ-プンして5週間が過ぎました。
町内外から新鮮な農水産物を買い求めるために、お客さんが訪れています。
物産館の運営は「上ノ国町物産センタ-連絡協議会」と町及び第3セクタ-の上ノ国町観光振興公社が連携して取り組んでいくことになっています。
物産センタ-連絡協議会は、生産者の組織ですので出荷された商品の品質管理や売り上げ管理、出展者の出荷調整と価格の調整及び物産館の管理運営を行います。
町は、販売スペ-スの提供等や協議会などの連携サポ-ト体制の強化。
振興公社は、協議会事務局を担当、商品の売り込み、PR活動、特産品販売などのイベントを企画することにしています。
物産センタ-は、町内で生産される安心・安全・新鮮な農水産物やその他の特産品を提供と生産者と消費者の交流を通じて、特産品の販路拡大と地域産業活性化を図ることを最大の目的にしています。
物産館開設後2週間余りの売り上げは、1日当たり8万円以上だったとのことです。
生産者の皆さんは朝取り農産物や加工品などそれぞれ工夫をしながお客さんに喜んでもらえるよう一生懸命に努力をなされているようです。
物産センタ-連絡協議会は、商品の品質管理や出荷調整、適正な価格調整等を密にして取り組んでいかなければなりません。そためには、町内外の商品の品質調査や価格調査をして、適正な価格表示をしていかなければお客さんの足がだんだんと遠のいて行きます。
販売されている農産物の中には、エッと思われるような品物に、エッと息をのむような価格が表示されているものがある様に見受けられています。
はじめから「儲けてやろう」、売れればいいと言うその姿は、お客さんにとっては最悪のシナリオです。
多くのお客さんに、わざわざ物産センタ-まで車で足を運んでもらわなければ、買って頂くことができません。
また、新鮮な物は当然のことであり、「安全・安心」な農畜水産物、加工食品をどの様にして生産し、出荷しているのかをより消費者に分かるようにしていくことは、当たり前のこととしなければなりません。
この5週間余りを経過する中で私が感じたことは、物産センタ-の運営に当たる物産センタ-連絡協議会、上ノ国町、上ノ国町観光振興公社がの3団体が、開設目的の特産品の販路拡大、地域産業活性化のために、タ-ゲットのお客さんを道の駅を利用する観光客と近隣住民としています。
一番大事なことは「一にも、二にも、三にも、すべてお客さんにおもてなしをさせていただいている」と言うことを肝に銘ずることです。
そのことが「出品している品物」から、「価格」から、関係する各団体の所属者全員から、滲み出ていなければならないものではないでしょうか。
「儲けよう」「儲けよう」焦る思いにならないこと。「喜ばれる品物をだれからも喜ばれる価格」でお買いもとめていただくことです。
生産者の皆さんは、お客さんに「物を売っている」ではなく、くどいようですがお客さんに、「おもてなしをさせていただいている」の感謝の気持ちです。
物産センタ-が開設された後、まだ3団体が全員集まって協議をしたとは聞こえて来ませんので心配です。サポ-ト体制を強化する責務を負っている町の姿勢が問われなければと思います。
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