2009年11月21日
自民沖縄県連が「県外移設」要求
普天間、自民沖縄県連が「県外移設」要求へ
沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、自民党沖縄県連は20日、同県名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画を容認する基本姿勢から、「県外移設」を要求する立場に転じる方向で調整に入った。
近く最終決定する。沖縄では、普天間問題をめぐり、自民、公明両党の地元組織が名護移設案を容認してきたが、県議会(定数48)第1会派の自民党(16人)が県外移設の立場に転じることで、名護移設案を受け入れてきた仲井真弘多知事が苦しい立場に追い込まれるのは必至だ。政府の普天間問題への対応にも影響を与えそうだ。
この問題で、自民党沖縄県連は20日の県議団議員総会で、県外移設を支持する意見が大勢を占めた。26日に開会する県議会を前に最終判断したい考えだ。
同県連の翁長政俊幹事長は「現行計画が実現可能性として高いというので容認してきた。責任を持って県外移設を実行するなら歓迎すべきことだ」と語った。
これに関連し、仲井真知事は20日の記者会見で、来年1月の名護市長選について、「受け入れ反対派の候補が勝てば、現行計画を進めるのは難しくなる」との見通しを示した。
岡田外相は20日の記者会見で、「市長選が行われる前に国として決断し、結論を出した方がいい」と指摘し、年内決着が望ましいとの考えを重ねて強調した。
(2009年11月21日(土)配信 読売新聞)
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沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、自民党沖縄県連は20日、同県名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画を容認する基本姿勢から、「県外移設」を要求する立場に転じる方向で調整に入った。
近く最終決定する。沖縄では、普天間問題をめぐり、自民、公明両党の地元組織が名護移設案を容認してきたが、県議会(定数48)第1会派の自民党(16人)が県外移設の立場に転じることで、名護移設案を受け入れてきた仲井真弘多知事が苦しい立場に追い込まれるのは必至だ。政府の普天間問題への対応にも影響を与えそうだ。
この問題で、自民党沖縄県連は20日の県議団議員総会で、県外移設を支持する意見が大勢を占めた。26日に開会する県議会を前に最終判断したい考えだ。
同県連の翁長政俊幹事長は「現行計画が実現可能性として高いというので容認してきた。責任を持って県外移設を実行するなら歓迎すべきことだ」と語った。
これに関連し、仲井真知事は20日の記者会見で、来年1月の名護市長選について、「受け入れ反対派の候補が勝てば、現行計画を進めるのは難しくなる」との見通しを示した。
岡田外相は20日の記者会見で、「市長選が行われる前に国として決断し、結論を出した方がいい」と指摘し、年内決着が望ましいとの考えを重ねて強調した。
(2009年11月21日(土)配信 読売新聞)
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Posted by おだっちの菜の花油 at
08:34
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2009年11月21日
引き継ぎ時 金庫は空っぽ…
引き継ぎ時、金庫は空っぽ…機密費で平野長官
20日、公表された官房機密費(内閣官房報償費)の月別支出額で、2億5000万円もの機密費が衆院選2日後、退陣が決まった麻生内閣の河村建夫・官房長官(当時)に引き出されていた事実が明らかになった。「政権交代が起きる時って、こういうもんじゃないか」。鳩山首相は淡々と語ったが、民主党内には「時代に合わない。なくしてもいい」との声も。その一方、平野官房長官はこの日も、使途について「公開できるものか考えたい」と述べるにとどまった。
「コメントしたくありませんが、(金庫には)全くございませんでした」
この日の衆院内閣委員会で、平野官房長官は共産党の塩川鉄也議員から、河村前長官と官房機密費の引き継ぎをした際、首相官邸の金庫に現金が入っていたか質問され、一瞬考え込んでそう答えた。
平野長官が公開した資料では、河村前長官は今年度、過去5年間と同様、4月に2億円を、それ以降は8月まで月1億円ずつ請求していた。それが9月1日には5000万円ずつ5回に分けて2億5000万円を請求し、支出を受けていた。この巨費が半月後の政権交代時には消えたことになる。
官房長官が1年間に使える機密費は12億3021万円。例年通りだと9月以降も、6億円以上を国庫から引き出せるはずが、平野長官が引き継いだ時点で、国庫に残っていたのは約3億8000万円だった。
これについて、鳩山首相は記者団に「政権交代が起きる時って、こういうものじゃないか、という思いもある」と語ったが、民主党の中堅衆院議員は「時期から考えると、選挙対策の穴埋めに使ったとしか思えない」と、あきれたように話した。
官房機密費を巡っては、過去の国会で、与野党の国会対策費に使われたのではなどと追及されたほか、外交機密費を官房機密費に「上納」していたという疑惑も取り上げられている。
1993~94年に細川内閣で官房長官を務めた武村正義さん(75)は「就任直後、真っ先に官僚から説明を受けたのが機密費だった。使途について一切記録に残さないようにと言われた」と語った上で、海外視察や議員同士の勉強会などに使ったことを認めている。
政権交代後、平野長官が使途の公表について明確な見解を示さないことについては、民主党内には「時代に合わないから、なくしてもいい」(ベテラン議員)という意見もある。
最近、平野長官と食事をしたという同党の若手衆院議員は「すべてを公開することはできないとは思うが、痛くもない腹を探られないためにも、ある程度公開できるようなルールを作ったほうがいい」と話した。
(2009年11月21日(土)配信 読売新聞)
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20日、公表された官房機密費(内閣官房報償費)の月別支出額で、2億5000万円もの機密費が衆院選2日後、退陣が決まった麻生内閣の河村建夫・官房長官(当時)に引き出されていた事実が明らかになった。「政権交代が起きる時って、こういうもんじゃないか」。鳩山首相は淡々と語ったが、民主党内には「時代に合わない。なくしてもいい」との声も。その一方、平野官房長官はこの日も、使途について「公開できるものか考えたい」と述べるにとどまった。
「コメントしたくありませんが、(金庫には)全くございませんでした」
この日の衆院内閣委員会で、平野官房長官は共産党の塩川鉄也議員から、河村前長官と官房機密費の引き継ぎをした際、首相官邸の金庫に現金が入っていたか質問され、一瞬考え込んでそう答えた。
平野長官が公開した資料では、河村前長官は今年度、過去5年間と同様、4月に2億円を、それ以降は8月まで月1億円ずつ請求していた。それが9月1日には5000万円ずつ5回に分けて2億5000万円を請求し、支出を受けていた。この巨費が半月後の政権交代時には消えたことになる。
官房長官が1年間に使える機密費は12億3021万円。例年通りだと9月以降も、6億円以上を国庫から引き出せるはずが、平野長官が引き継いだ時点で、国庫に残っていたのは約3億8000万円だった。
これについて、鳩山首相は記者団に「政権交代が起きる時って、こういうものじゃないか、という思いもある」と語ったが、民主党の中堅衆院議員は「時期から考えると、選挙対策の穴埋めに使ったとしか思えない」と、あきれたように話した。
官房機密費を巡っては、過去の国会で、与野党の国会対策費に使われたのではなどと追及されたほか、外交機密費を官房機密費に「上納」していたという疑惑も取り上げられている。
1993~94年に細川内閣で官房長官を務めた武村正義さん(75)は「就任直後、真っ先に官僚から説明を受けたのが機密費だった。使途について一切記録に残さないようにと言われた」と語った上で、海外視察や議員同士の勉強会などに使ったことを認めている。
政権交代後、平野長官が使途の公表について明確な見解を示さないことについては、民主党内には「時代に合わないから、なくしてもいい」(ベテラン議員)という意見もある。
最近、平野長官と食事をしたという同党の若手衆院議員は「すべてを公開することはできないとは思うが、痛くもない腹を探られないためにも、ある程度公開できるようなルールを作ったほうがいい」と話した。
(2009年11月21日(土)配信 読売新聞)
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Posted by おだっちの菜の花油 at
08:32
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