さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


2010年09月14日

一般質問と答弁(一回目)


   今日開会された9月定例町議会で尾田孝人議員の一般質問に、
   工藤町長と金子教育長の一回目の答弁です。

   再・再々質問と答弁は会議録ができ次第報告いたします。

1、木ノ子地区地先子安在川河口付近の海岸保全対策を早急に講ずるべき。






 1993年、平成5年奥尻沖で発生した北海道南西沖地震は奥尻町をはじめ、檜山管内で津波等による甚大な被害を被りました。
 管内の日本海に面する各町は津波災害を防ぐ海岸保全対策を上級関係機関に要請し、海岸護岸の嵩上げや防潮堤の設置など講じられてきています。

 しかし、わが町は南西沖地震の津波等で大きな被害が無かったため、これらの対策が重点的には行われず、通常の海岸浸食等による海岸保全対策にとどまっている状況にあります。

 私は、平成19年6月議会の一般質問でも、海岸保全対策について質問しているところでありますが、檜山管内の海岸線を有する各町の中で、わが町の木ノ子地区のように、市街地内を流れる河川河口付近のように浸食が激しく、高潮・越波等の危険にさらされている箇所は存在していません。

 このことは、町長の災害予防対策での認識の度合いが問われる問題でもありますので、木ノ子地区小安在河口付近の災害発生の危険度を再度認識し直し、年度内にでも同箇所の海岸保全対策事業が実施できるよう、北海道に早急に実現方要請すべきでありますが、町長の所見を求めます。





 答弁・工藤町長
10番、尾田孝人議員のご質問にお答えいたします。
1点目、「木ノ子地区地先小安在川河口付近の海岸保全対策を早急に講ずるべき」のご質問であります。


木ノ子地区から扇石地区にかけては、海岸部にある波返し擁壁に近接して多くの家屋が建てられており、台風や冬期における家屋への飛沫被害が発生している状況となっております。

 この対策として、平成14年度から北海道により消波工の改良工事が進められていて、現在実施されております扇石地区につきましては、残りの工事区間延長があと12メートル余りとなっております。

ご質問にある、小安在川河口付近の海岸保全対策の実施につきましては、扇石地区と同様に以前から北海道へ事業の要望をして参りましたが、北海道の単独事業費による実施であることから、これまで着手されるまでには至らない状況となっております。

今後は、現在の工事区間延長が残りわずかとなっている状況から、木ノ子地区の早期着手に向け北海道へ要望して参りたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。


2、危険な大澗岬神の道等は放置しておくのか。






 うみのふるさと事業として約7億円を投じて、平成3年度から日本海情報交流館文珠や、中世史跡公園事業として大澗岬神の道遊歩道の設置され、文珠浜に降りる階段の設置、遊具施設等を整備し今日に至っております。

 遊歩道の神の道や文珠浜に降りる階段の維持補修管理費の今年度予算は計上はなされませんでした。同施設が設置されて以来、維持補修事業と管理はどのように行ってきたのかどうか伺います。

 また現在、神の道遊歩道の木柵総延長520.9メ-トルの中で、人身事故が発生しかねないほど、木柵が壊れて、階段も非常に危険な状態になっています。

 一年間に道の駅利用者も含めて、6万人以上の来訪者があるのに、神の道等をこのまま放置しておくのかどうか、町長の所見を求めます。





 答弁・工藤町長
 2点目、「危険な大澗岬神の道等は放置しておくのか」とのご質問であります。


神の道を含む中世史跡公園の維持補修は、施設に不具合が生じた場合に公園管理費の中の修繕料により実施しております。また、管理は芝刈りが年2回、草刈は3回実施している状況となっております。

 神の道遊歩道は、木柵の破損箇所がありましたので、一部の破損箇所を撤去しております。しかしまだ破損箇所がありますので、転落防止のためにロープ等により応急措置を図りたいと考えております。

ただし、箇所によって危険を除去するためには、相当な整備費が必要となることから、その箇所については通行止めも考えて参ります。


3、公園の維持管理のあり方を見直しすべき。




 町財政が逼迫する中で、平成15年度より町道や林道、公園等の維持管理の草刈事業予算を削減して事業推進を図ってきたところでありますが、平成20年度より大幅に事業費を復活させて今年度に至っております。

 上ノ国町公園設置及び管理等に関する条例では公園の目的を、町民が静かな生活環境の中で、自然に親しみ、余暇と健康増進を図るとともに、夷王山周辺における中世の遺構を広く利用者の教育観光的活用に供するためとされております。とあり、花沢公園、中世史跡公園、中央公園、汐吹地区緑地公園、汐吹漁港緑地公園、大崎緑地公園があります。
 ほかに天の川かささぎロ-ド、天の川リバ-フロント等が設置されております。

 公園設置条例の目的を遂行するためには、町民はもとより、町外の来訪利用者のみなさんも憩うことができる環境にしておくことが重要であります。
 そのためには、これまでの公園内の芝・草刈等あり方、方法を改めていくことが求められると考えますが、町長の所見を求めます。




 答弁・工藤町長
 3点目、「公園の維持管理のあり方を見直しすべき」とのご質問であります。


現在、町内に六箇所ある公園は、上ノ国町民が自然に親しみ、余暇の利用と健康増進を図るために設置されているものでありますが、中には多くの町外の方も訪れて利用されている施設もあります。

現在、芝や草刈り等の維持管理は、施設の利用状況や程度に応じて適切な頻度で実施されているものと考えております。しかし、近年の余暇利用意識の高揚や健康志向、さらに軽自動車等を改造した低価格なキャンピングカーの普及など車中泊等を利用したドライブ旅行が一般化している状況から、今後はこれまで以上に快適な公園環境が求められるものと認識しております。

 このため、現在六箇所ある公園および天の川かささぎロードの公園について、施設の利用状況を考慮しながら草刈の回数等についても見直しを図って参ります。


4、上高生の海外研修は全員参加に。





 町民の理解と協力の下で、上高生の海外研修事業が町単独事業して実施しおります。
 昨年度の上高生の海外研修事業は、新型インフルエンザの世界的な流行によって中止され、生徒にとっては非常に残念であったと思いますが、今年度は11月に実施される予定とのことであります。

 今年度より上ノ国高等学校の入学生の募集が一間口となりました。
 上ノ国高等学校の教職員のみなさんは、日々子供達のために親骨を注いだ、教育活動をなされていることに深く感謝するものです。

 上高への入学者が一人でも多くなることを願い、わが町が一丸となって高校存続への一層の英知を出していかなければなりません。

 そのためにも、現在実施されている海外研修事業をクラス全員を参加させるべく事業計画にすべきと考えますが、教育長並びに町長の所見を求めます。


 答弁・工藤町長
 次に4点目、「上高生の海外研修は全員参加に」のご質問であります。

上高生の海外研修事業は、教育委員会が所管する事業でありますことから、教育長からのご答弁とさせて頂きます。

 答弁・金子教育長
10番、尾田孝人議員のご質問にお答えいたします。
現在、実施されている海外研修事業について、クラス全員参加へ事業計画を見直すべきとのご意見でありますが、


北海道上ノ国高等学校生徒の海外派遣研修事業は、ふるさと子ども議会で海外派遣の要望が多く出され、それに応える形で平成9年度から始めた事業であります。

開始当初に派遣した生徒は3名、翌年度は倍の6名、平成13年度には募集枠を10名に拡げましたが、平成14年度は募集枠を下回り、派遣した生徒が7名であったため、平成15年度から募集枠を5名に減じ、以来、参加希望者は募集枠とほぼ同数で推移してきております。
 昨年度は新型インフルエンザの影響で海外研修は実現できませんでしたが、今年度も募集枠5名の派遣を予定しているところであります。

海外派遣にあたって、町から一人当たり35万円ほど助成している計算になりますが、派遣にかかる旅行保険料やパスポート取得料などの経費4万円ほどについては自己負担をしていただいております。その他にも渡航にあたって携行品や小遣いなど相当の経費がかさむものと推察しているところであります。

今年度は高校の授業料が無償となりましたので、把握はできておりませんが、平成20年度を除いた平成16年度から平成21年度までの授業料免除者は全生徒の2割を超えております。

 この事実は保護者家庭の台所事情が相当に苦しいものであることを物語っています。保護者の家計が渡航にかかる費用負担に堪えられないという事情が、海外派遣研修を希望する生徒が増えていかない背景にあるものと考えております。

議員ご指摘の通り、クラス全員が海外に出向き視察研修を積むことは、国際的な視野を広げ、国際感覚を磨く上で大変意義深く大事な施策と考えているところでありますが、いま申し述べました諸事情を踏まえ、現行の5名の募集枠を堅持し継続して参りたいと考えております。

最後になりますが、上ノ国高等学校の校長先生始め、教職員の皆さんの日頃の教育活動並びに生徒指導に対する奮闘ぶりには頭が下がる思いで、心より敬意を表するところであり、今後とも陰に陽に上ノ国高校への支援を続けて参りたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。


5、花沢温泉簡易浴場飲料水器の破損は直ちに交換すべき。




 花沢温泉簡易浴場の男子更衣室に設置されている、飲料水器の飲料水供給の取っ手が壊れて長い期間そのまま使用させており、不衛生の状態が続いておりますが、いつまでこの様な状態を続けさせて置くのですか。
 早急に交換をして衛生管理を徹底すべきでありますが、町長の所見を求めます。


 答弁・工藤町長
 5点目、「花沢温泉簡易浴場飲料水器の破損は直ちに交換すべき」とのご質問でございます。


花沢温泉簡易浴場の管理運営に当たっては、日頃から利用者が快適に利用してもらえるよう環境づくりやサービスの向上に努めているところでございます。

男子脱衣場内に設置の飲料冷水器のコップあて部分が破損し、利用者にご不便をおかけしている状況にありますので、早急に衛生上支障のないよう対応(飲料冷水器を交換)して参ります。


6、優れた町営温泉をまちづくり活性化にどのように活かす対策を。





 町営湯ノ岱温泉と花沢温泉簡易浴場の温泉活性化対策として、第5次総合計画で具体化されていくとしていました。

  平成22年度より27年度までの上ノ国町過疎地域自立促進市町村計画(案)の事業予算概要に具体化されていないようですが、町の財産、資源でもある温泉をどのように有効活用したまちづくりに、具体的政策の実現化を図っていくのか、町長の所見を求めます。


 答弁・工藤町長
6点目、「優れた町営温泉をまちづくりの活性化にどのように活かす対策を」のご質問でございます。


花沢温泉簡易浴場及び湯ノ岱国民温泉保養センターの両温泉は、町内外の多くの方に利用され、親しまれている温泉であり、町民の保養や健康増進に重要な役割を果たし、町民の貴重な財産の一つでもあります。

両温泉については、昨今の温泉ブームにより近隣地で新たな温泉施設が多く開設されてきていることや、観光的要素を目指す温泉の運営を展開していくには多額の予算を要するため、町の財政状況から困難と考えております。

このことから、町民の憩いの場や健康づくり、地域間交流、世代間交流などの保健・福祉施策面で利用推進を図り、有効活用を促進して参りたいと考えております。


7、地域スポ-ツセンタ-建設事業(案 )で町民の暮らしが豊かになるのか。


 現在利用されている町民体育館は、震度度基準を大きく割っている危険な施設となっています。
 今議会で審議されることになっている、上ノ国町過疎自立促進市町村計画案では、平成23年度より25年度事業計画として、見込み概算事業費として8億2570万円で、地域スポ-ツセンタ-の建設事業が計額されています。

 しかし、町の人口減がどんどん進んでいくことが見込まれる現実にあり、第5次町総合計画に基づく自立促進計画の各施策事業概算予算計画が明らかにされた中で、地域スポ-ツセンタ-の建設については、代替え施設の有効利用方法も含めて、町民ぐるみの討議検討が求められる事業であると考えますが、町長の所見を求めます。


 答弁・工藤町長
7点目、「地域スポーツセンター建設事業」に関するご質問であります。

地域スポーツセンター建設事業は、教育委員会が所管する事業でありますことから、教育長からご答弁を申し上げます。

 答弁・金子教育長
 7点目の地域スポーツセンター建設事業で町民の暮らしが豊かになるのかというご質問でありますが、


現在の町民体育館は、昭和48年の建築で築後35年余を経過した、旧耐震基準に基づき建設された構造物で、老朽化が全面に及び、部分修理では対応できない状況にあると認識しているところであります。

現在の町民体育館の利用状況は、スポーツ少年団加盟団体や体育協会加盟団体による利用、上ノ国中学校の部活動、保育所園児の竹馬等の練習場、冬期間のゲートボール場として、各種大会やイベント等で年間2万人以上が使用しております。

しかし、余暇を使ったスポーツの多様化に伴い、町民体育館だけでは対応できないため、とくに夜間に集中する各団体の利用調整を図り、小・中学校の体育館等で毎年5千人以上の方に汗を流していただいているところであります。学校開放の内訳は、上ノ国中が週五5日、上ノ国小は週4日、河北小週3日、滝沢小週2日で、いずれも平日の夜間であります。

近年、特別な支援を必要とする児童生徒の増加や、学習指導要領改訂に伴う授業時数の増加など教職員の負担増には著しいものがあり、代替施設と考えられる学校施設の有効利用はすでに限界に近く、これ以上の開放時間の増加は教職員の負担増に直結し、きわめて難しいものがあります。

そういった事情を種々考慮し、それら利用者のニーズに対応できる体育館は今後とも必要と考え、過疎地域自立促進計画(案)に登載したところであります。

ただ当然、近隣の類似施設等の実情も踏まえ、かつ利用者のニーズ等の将来予測をした上で、計画立案を行う必要がありますので、来年度には地域住民を交えた建設検討委員会を立ち上げ、建設場所の選定や規模等も含め基本コンセプトをまとめる予定であります。






  お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
    にほんブログ村 地域生活ブログ 北海道情報へ




  
Posted by おだっちの菜の花油 at 19:00Comments(0)議員活動

2010年09月14日

播種10日目







    実証デ-タ-調査畑に菜の花を播種して10日目です。


    計測しましたら芯丈が4cmに伸びて来ました。












  お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
    にほんブログ村 地域生活ブログ 北海道情報へ
  
Posted by おだっちの菜の花油 at 18:24Comments(0)