北海道上ノ国町・天の川菜の花油工房　尾　田　孝　人

漁業者が「手入らずの増養殖放流事業」にしてはならない



漁業の主たる漁獲魚であるイカ、スケソウ、ほっけ、ヒラメなど回遊魚の不漁が近年続く中で、漁獲高が７億円以上から３億円余りまで落ち込んで、漁業者の経営と生活が大変厳しい状況にあります。

町は、漁家経営がこれまでにない落ち込みの中で、アワビ浅海養殖事業は漁業者が負担できない状況にあり、漁業者全体の収益を上げるために、３年間は全額町費で実施していくと、１２月議会の尾田議員の一般質問に町長は答えています。

尾田議員は、アワビ浅海放流を全額町費で行うなら、手間暇を掛けアワビ養殖に取り組んでいる漁業者へ供給する稚貝の販売価格も引き下げて、養殖に取り組む漁業者を増やしていくべきとしましたが、町長は、供給原価は引き下げないと答えました。




町は漁業者の回遊魚依存経営から、漁業収益の一部を栽培養殖漁業に取り組む中で、漁家経営の安定を図る施策として、６０数億円の国費・道費・町財源を投入して、静穏域を造成した海洋牧場の建設、養殖事業管理作業棟、あわび種苗等を中間育成する栽培センタ－、同施設の電源を確保する風力発電風車などを設置して１５年になります。




今日、漁業者で組織する生産組合が、海洋牧場内で養殖するアワビ養殖数量は当初の三分の一までに減り、沖合でアワビ養殖する漁業者も２戸に止まっています。

町が３０ミリのアワビを５０ミリまで育てて、原価費用が２３０円以上になっていますが、漁業者には１個１５７円で供給販売しています。養殖漁家は、養殖アワビの市場価格が安値のため、稚貝代が１５７円でも養殖は厳しいと述べています。




中間育成する栽培センタ－は、３０万個のアワビを中間育成する施設ですが、現在約１５万個より育成していませんので、北海道が実験事業として檜山地区でニシンの孵化と稚魚の養殖施設として活用しています。

中国のナマコ価格の高騰がこれまで続く中で、上ノ国町の漁業者は自分たちで捕獲するのではなく、潜水夫に捕獲料を支払って捕らせ「手入らずで４０万円から５０万円」手にしています。

いま実験事業として取り組んでいる、ニシンの孵化・放流事業においても、鮭の放流のように一年に何十万、何百万の稚魚を放流して初めて回帰が期待されるものですが、現在の事業実施の形態は、これも漁業者の負担なしの放流事業となっています。

このような各増養殖事業の実態から、漁業者は、何の負担もない手入らずのアワビ放流、ニシン放流、稚ナマコ(２５年度からひやま漁協が取り組むので負担あり?)、自分たちで種を植えずして、どんどん進めてほしいと躍起になっています。

このような施策推進では、漁業者が本気で手間暇惜しまず、事業費の一部を負担する町民の皆さんに、増養殖事業に取り組んでいる気概を見せることができないでしょう。



　　　　　　　　　　　　町内の民間企業が新規の投資をしたナマコ養殖池






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　　　　　　　　　　ユニバーサル独走初Ｖ！１区からトップ譲らず、６度目で悲願

　第３２回全日本実業団対抗女子駅伝が１６日、宮城県松島町中央公民館前～仙台市陸上競技場の６区間４２・１９５キロで行われ、ユニバーサルエンターテインメントが１区からトップを譲らず、２時間１７分３５秒で初優勝を飾った。

　ユニバーサルエンターテインメントは１区・青山が区間新の力走でトップでタスキをつなぐと、続く中村も区間トップの快走。

　最長区間の３区を任されたロンドン五輪１万メートル９位の新谷は、９人抜きの激走を見せた福士（ワコール）に３５秒差をつけて４区ワンジュグにつないだ。

　ワンジュグ、那須川も先頭を守ると、最終６区の永尾も安定した走りでゴール。６年連続６度目の出場で念願の日本一の座を手にした。

　２位はデンソー、３位は昨年優勝の第一生命、４位にはワコールが入った。

スポニチアネックス 12月16日(日)14時37分配信





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　　　　　　　　　上原渡米へ、大幅減のイチローは「僕より全然上」

　レッドソックスと合意した上原浩治投手（３７）が１６日、ＴＢＳ系情報番組「サンデーモーニング」に出演。「これから行ってきます」とメディカルチェックと入団会見のために渡米することを明かした。

　司会の関口宏に「ＷＢＣどうするんですか？」と質問されると「どうするんですかも、呼ばれてないんで、どう答えたらいいのか…。（呼ばれたら）間違いなく考えましたね。球団と相談しながら。（山本）浩二ジャパンと言われてる割には、僕も浩治なんですけどね」と笑いを取った。

　イチローがヤンキースに２年契約の約１１億円で残留したが「同地区対決（ア・リーグ東地区）がありますんで。（条件は下がったが）今までがすごい高い契約（年俸約１３億円）だったんで。落ちたといっても、僕らより全然上ですし」と自身はレッドソックスと１年契約の約３億５０００万円とあって苦笑い。

　他の日本人選手では「僕の中では松坂大輔とかどうなるか気になりますね」と心配したが、カブス入りした藤川球児は「いけると思いますけど」と、活躍に太鼓判を押した。

　日本ハム入りを決め、投手と打者の二刀流に挑戦する花巻東高・大谷翔平投手については「うらやましいですね。選択枠が２つあるって。僕は打撃センスが全く無いんで。投げたフォームが柔らかいですね。練習を投手の練習と打者の練習と、人の倍やらないといけないので、体力的にもしんどい。大変の一言だと思います」と指摘。

　自身も日本のプロ野球には入らずに、エンゼルス入りを検討した過去を持つが「僕は日本を経験した方がいいと思いますけど。メジャーは下が大変なんで。３Ａ、２Ａの生活、上がっていくのが大変です。ルーキーリーグからやらないといけないと思うんですけど、食事はハンバーガーだけとか。それはアメリカに行って感じたことです」と日本ハム入りは賢明な選択だったと話した。

サンケイスポーツ 12月16日(日)13時44分配信





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　　　　　　　　　　　沙羅帰国　本番ジャンプ台経験し収穫

　１４日のＷ杯第４戦（ラムソー＝オーストリア）で今季２勝目、通算３勝目を挙げた女子ジャンプの高梨沙羅（１６＝グレースマウンテン・インターナショナル）ら日本代表のメンバーが１６日午前、成田空港に帰国した。

　第２、３戦は１年２カ月後に迫ったソチ五輪（ロシア）会場で本番のジャンプ台を経験。この２戦では優勝こそ逃したが、表彰台は確保した。

　「アプローチが難しい」と踏み切りのタイミングにも影響するが「飛べる機会があって良かったです」と収穫を口にした。総合優勝争いでもトップを走り、五輪メダルの期待がますます高まる。１７日から北海道合宿に入り、年明け３日に再びＷ杯参戦のため渡欧する。

日刊スポーツ 12月16日(日)14時34分配信





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　　　　　　　　断層調査「規制委精神の表れ」＝田中委員長、国際会議で講演―福島

　福島県郡山市で国際原子力機関（IAEA）加盟国などが参加して開かれている国際会議で、原子力規制委員会の田中俊一委員長が16日講演し、関西電力大飯原発（福井県おおい町）など3原発で実施した敷地内の活断層調査について、「科学的に冷静な判断を行うという規制委の精神が表れた取り組み」と語った。

　また田中委員長は、東京電力福島第1原発事故について「私にとって人生を揺るがす出来事だった」と振り返り、「二度と重大な被害を起こさない」と強調。

　規制委として原因究明に取り組む考えを改めて示し、「IAEAが独自の報告書を作成すると聞いており、全面的に協力する」と述べた。会議は17日まで開かれる。　

時事通信 12月16日(日)12時22分配信





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