2014年09月03日
9月議会尾田議員の一般質問について
平成26年第3回定例町議会が9日に招集されました。
各議員の一般質問の締め切り日は今日午後5時が締め切り時間でした。
一般質問を届出した議員は尾田議員の6点と、6名の議員が各1点の6点となりました。
尾田議員は下記事項で町長に質問します。
1、災害に強いまちづくりとハザ-ドマップで安全意識の向上対策を
地球環境の変化による異常気象が起因と思われる豪雨災害の多発で、広島県内では多数の犠牲者を出した土石流災害や、先般、政府推計で公表された日本海側の地震による大津波では、わが町では、最大10.5mの津波の到来と、6分以内に襲来するとの予測が明らかにされました。
津波に対する町民の避難行動を明確にする一助として、海抜標識の設置を町内各地域に設置されましたが、これまで北海道が予測していたわが町の津波の高さは5.5mでありました。
豪雨による土砂災害、津波災害等に機敏に対応できる町防災計画の見直しやハザ-ドマップの再編さん等も早急に求められていきますが、どの様に対処なされていくのか伺います。
また、町内各地域に設置している海抜標識を、地域住民が日常的に目にしている消火栓の数までに増やし、消火栓に併設して機敏な避難意識の向上を図っていくべきでありますが如何か。
町は防災週間の取り組みとして、防災無線で町民にハザ-ドマップを普段から読んで、防災意識を強めるように呼びかけていますが、町としてハザ-ドマップを教本に各地域住民と学び合う集まりを開催していくべきですが如何か町長の所見を求めます。
2、地域おこし協力隊制度の導入と大学等との連携強化を
総務省が2009年度に政策化した「域おこし協力隊」制度を桧山管内各町が同事業を導入し、部外人材による新たな目線・視点を活かした、まちづくりの方向性を探る取り組みと情報発信の強化を図っております。
部外人材の地域おこし協力隊員が町民の皆さんと触れ合う中で、一人ひとりの町民が新たな目線で物を見る、考えることにプラスになることも期待されます。
わが町の行政情報は、所管する各課が発信しています。その他町に関係するイベントなどの情報発信は、主に関係職員が個人サイトで情報発信をしている状況にありますが、地域興し協力隊をわが町情報発信基地の中核に位置付けすることもできます。
協力隊員がわが町への定住に繋がっていくならば、同制度導入の大きな成果を得ることにもなります。
これらの観点から、地域おこし協力隊制度導入を図っていくべきでありますが如何か。
また、部外人材の活用ができる集落支援員、新・田舎で働き隊、緑のふるさと協力隊制度など部外人材活用の制度研究を進めていくべきでありますが如何か。
さらに、各大学学部生を招き、わが町を見て聞いて楽しんで頂きながら、町民との交流の場を設け部外者と率直な意見交換を交わし、町民の新たなまちづくり意識の醸成を図っていくべきでありますが、町長の所見を求めます。
3、住宅リフォ-ム助成金制度(仮称)」を創設検討の進捗状況は
3月議会の一般質問で、町内各地域で空き家が増加し、高齢者の夫婦世帯や独居老人世帯も含め、特に海岸方面では、塩害等による住宅の傷みが農村地域より激しい住環境にあるため、町民皆さんの持ち家住宅の安全性や耐久性等を図るために「住宅リフォ-ム助成金制度(仮称)」を創設して、安心して快適な暮らしができる居住環境の整備促進を図ると共に、町内住宅関連産業の振興と雇用を促進し、地域経済の活性化を図るべきとして町長の所見を求めました。
町長は、わが町の民間住宅の半数は、築30年以上経過して老朽化が進行していると推定され、住宅の安全性や耐久性及び居住性の向上に係る需要は強くあるものと認識している。
また、電気料金や灯油価格の高騰の対策や省エネルギー化の推進など、快適な暮らしなどを実現する住宅リフォームは、安全安心なまちづくりの実現に対してとても有効な方策であると考えている。
さらに、町内住宅関連産業の振興及び雇用を促進して、地域経済の活性化の推進に寄与する効果があることを認識し、住宅リフォームに要する費用の一部を助成することについて検討して参りたいと答弁なされましたので、制度創設についての検討はどの様に進捗なされていますがお伺いします。
4、ウニ移植・放流事業と漁獲の増大は
全道的に今年のウ海水温の変動や漁期にしけが多かったなどから不漁となり価格が高騰したとのことでありますが、ひやま漁協では、キタムラサキウニの実入りが良好であったとのことであります。
ひやま漁協内のわが町と各町におけるキタムラサキウニ漁の出漁日数と漁獲量及び漁獲高の推移はどのようなっているか。
また、移植事業は漁獲量増大の実績に結びついているのか。
さらに、ウニ漁の漁業者が殻付きで販売している量と販売額、殻から実をはずし折り詰めにして売る二次加工で販売している量と金額、漁家数はどの様になっているのかお伺いします。
5江差・松前千年北海道手形上ノ国千年プランの取り組みの成果と今後の課題は
北海道新幹線開業が目前に迫っている道南地方では、各市町村が連携し、それぞれ魅力的なプランを構築し、観光客誘致に取り組んでいます。
今年度は、新幹線木古内駅活用推進協議会を事務局として、江差・松前千年北海道手形と名を冠して7月8月の2ヶ月間の体験観光バスツア-を実験運行しました。
わが町も独自の上ノ国千年北海道プランを構築して、体験観光客の誘致促進を図ったところであります。
町として初めて千年北海道手形を取り組む中で、他町にない成果と今後一層体験観光客誘致を推し進めるに当たっての課題など、総括的な評価をどの様に捉えたのか町長の所見を求めます。
6、天の川及び同水系の自然環境保護保全と魚道の新増設を
町内各河川に設置されている魚道はどの様な実態にあり、河川の自然環境保全と保護のために更なる魚道の増設河川箇所はないのか。
特に、わが町民の多くが飲料水として利用している水道水は、町内桂岡地区内の苫符川を水源とされていますが、桂岡市街地から約1.5km余りの箇所にダムが設置され、魚道の設置がなく清流の苫符川を遡上する魚が上流域に遡上できない状況にありますので、関係機関に魚道新設事業の要望を推し進めていくべきですが如何か、町長の所見を求めます。