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2007年05月28日

ある国の夢の出来事

ある国にロバにまたがって仕事をしていた男がいた。
 体力があり仕事も一生懸命だった。
 その国では政争の激しい国として、
 他の国から注目されていた。
 仕事に一生懸命だったその男も、 
 その政争のまっただ中に飛び込んでいった。

 その男には目算があった。
 政争に勝てば一躍一目置かれる
 人間になれることだった。
 その男は新たな事業の展開を目論んでいた。
 傾きかけていた仕事を興し上げる為だった。
 その男の目算通り、
 政争で親分が天下を取った。
 その男は親分に最大の恩を売ることが出来たのだ。
 親分に売った恩を最大限に利用しないでおく手はなかった。

 小さな国で最大の功労者として親分を利用し、
 その国では一躍成り上がり者になり、
 裏の裏の権力をがっちりと握ったのだった。
 その男は、小さな国の集まった、
 合衆国のボスにまで躍り出た。 

 その男は弱小主を権力で脅かしながら、
 モルモットに飼い慣らし配下として廻りに囲い、
 また、合衆国の権力者をも配下に従わせるために、
 あらゆる策略を講じ合衆国の権力者までも、
 阿吽の域に引きずり込んだのだ。

 小さな国の中で弱小者も、
 脅かし叩かれれば叩かれるほど、
 一寸の虫にも五分の魂がわき上がってくる。
 弱小者も生きる権利に目覚め始めた。
 弱小者ほど踏みつけられれば踏みつけられるぼど、
 根を深く張り生き延びるための知恵を、
 蓄えていくことが出来るのだ。

 「ウドの大木」、
 権力で我が世の春を謳歌している者ほど、
 太い根を深く張り巡らしていないのが世の現実で、
 それが紀元前世紀からの実態に気づいていないのだ。

 真っ黒な手で得た権力が、
 イツまでも続くと思っている成り上がり者は、
 小国の弱小者や小国の平民が、
 日頃痛めつけられたことを
 身体の奥深くに斬り砕いて根を深く張り、
 芽を出す機会を伺っている。

 小国の成り上がり者は
 まだまだ我が世が続くと
 高をくくることが出来る小国と合衆国があると思っている。

 こんな国が現世にはないと告げられて
 寝床で目が覚めた。

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Posted by おだっちの菜の花油 at 21:45│Comments(0)
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