2008年04月15日
天の川の遺産
上ノ国町の中心部を流れる全長28,6kmの天の川には
流域の太古からの自然の豊かさを残す歴史的遺産が埋もれています。
北海道の道有林内でのブナ蓄積は
2006年度で4,941,268立方メートルです。
内訳は
渡島西部3,591,670立方メートル
渡島東部1,337,131立方メートル
後志12,467立方メートルとなっていますが
渡島西部の蓄積量が
北海道内のブナの約73%があり
更にその蓄積量の70%以上が
上ノ国町内に蓄積されています。
道有林の所在する全道市町村の中で
上ノ国町1町で占めるブナ天然林の蓄積量が
北海道内での貴重な財産でもあると言っても
過言ではありません。
ブナ天然林を含む広葉樹天然林を
源流とするの河川の一つが天の川なのです。
この天の川の川底には
上ノ国町が太古の時代から
豊かな自然と天然林が茂っていたことを物語る
巨木の埋木が顔を覗かしています。
天の川に埋没している巨木は
天の川の歴史を語る遺産であると位置付けしても
しかるべきではないでしょうか。
私は先日
函館土木現業所江差出張所に足を運び
巨木等の埋もれ木が増水時に
被害を及ぼすような実態でない限り
天の川流域の自然の歴史遺産として
位置付けして下さるよう要請し
また
河川内の埋もれ木の払い下げ等を
なさらないように合わせてお願をしました。
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Posted by おだっちの菜の花油 at 23:45│Comments(0)
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