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2009年06月19日

コメ減反は誰のための政策か


 石破農水相が推し進めた、コメの生産調整(減反)政策見直し案だが、自民党の次の選挙のマニフェストには盛り込まれないことになった。米価維持にこだわる農林族の幹部らや、自民党の支持団体である農協の反対を抑えることができなかったためという。

 見直し案が見送られた結果に不満を感じるブロガーは多い。「食料の自給率が40%を切る事態に追い込まれていながら、一方ではこうした土地(休耕田)を放置している我が国の農業政策は一体何なのだろう」と現状の減反政策を疑問視するのは『畦道日記』のブロガー。見直し案の先送りに「いよいよこの党では国民が望む改革は何一つ実現しないことがはっきりした」と失意をあらわにする。また反対した農林族議員に対しては「減反政策が必要なのだと(中略)繰り返すばかりで、日本の食料自給率が低落している現状への対策などに思いが及ぶこともない」とこちらも手厳しい(斬世界コラム)。

 石破氏の“選択的減反”案を適用した場合、現状ではコメの価格は大幅に下落する。「一番減反政策の影響を受ける大規模農家、営農組合、農業法人への所得保障制度が政策的に見えてこないと余計な混乱を招くことになると思います」(農業ほっとけない)との指摘は納得できよう。

 しかし、減反政策による農家の生産意欲の低下、さらに高齢化や後継者不足などの問題を考えると、将来日本の食卓を支えるコメすらも輸入に頼らざるを得ない状況になるかもしれない。減反政策の議論は日本の食糧事情を考える上では避けては通れない問題のはずだ。今回、政権公約に載せることを見送ったという結論は、関係議員の間で日本の農業のあり方について真剣に議論した上でのことなのだろうかと疑問が残る。
 (ひろ)(ココログニュースより)

■参考サイト 畦道日記 斬世界コラム 農業ほっとけない



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Posted by おだっちの菜の花油 at 08:58│Comments(0)
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