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2010年02月27日

ぶら下がりを拒否、記者クラブに勝利(3)


   ぶら下がりを拒否した岡田大臣と、
     記者クラブに勝利した亀井大臣に拍手(3)



 すでに党では、小沢一郎幹事長が一貫して、フルオープンでの記者会見を続けているし、来週には、これら健全な政治とメディアの関係を構築しようとする閣僚の列に、小沢鋭仁環境大臣も加わる予定だ。
 
   亀井大臣の熱意に折れて記者クラブが方針転換

 小沢環境大臣の会見方式は、おそらく亀井大臣と同じ方式の「1日2回の記者会見」になる見込みだ。それは記者クラブ側が主催権を主張することによって発生している問題なのだが、当コラムでも再三繰り返してきたように、不健全な会見方式だと断言せざるを得ない。(本コラム第97回「亀井大臣に同じ会見を2度行わせる、記者クラブの呆れた抵抗」参照)http://diamond.jp/series/uesugi/10097/

 だが、当の亀井大臣会見については朗報が入ってきた。3月12日、記者クラブ側の方針転換によって、すべての記者による同時参加での会見開催が決まったのだ。

 これまで非記者クラブメディアとの同席を頑なに拒んできた「財研」(金融庁記者クラブ)だが、ついに亀井大臣の熱意の前に折れた形となって、同時開催を逆打診してきたのだ。

 これは、記者クラブ側の完全な方針転換といえるが、筆者はそれを記者クラブの敗北とはあえて言わない。

 なぜなら単にそれは、ようやく金融庁に、世界標準での記者会見がもたらされることになったに過ぎないからだ。

 国民の知る権利のために、政治家が既得権と戦い、メディアが不公平な状況を守る現在の日本の記者クラブシステムは、異常以外の何ものでもない。

 記者クラブメディアは一体いつまでこうした古びて不健全な既得権益にしがみついていれば気が済むのか。

 そうしている間にも、日本のメディア界は、世界の情報産業の現状から完全に取り残され始めている。

 日本の政治とメディアの深刻なガラパゴス化は、すでに現実化し始めている。

【週刊 上杉隆】 2010年2月26日(金)配信


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Posted by おだっちの菜の花油 at 12:31│Comments(0)
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