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2010年04月30日

政治的に悪用乱用される検察審査会



     政治的に悪用乱用される検察審査会
 
  ●検察が捜査を怠った場合だけやればいい

 鳩山首相を不起訴にした東京地検の判断について、検察審査会が、処分は妥当だとする「不起訴相当」の議決を下した。鳩山首相は完全に“潔白”が証明された格好だ。

 検察審査会の議決は、極めて明瞭。偽装献金事件について、「首相は一切関与していないということで関係者の証言が一致している」と認定し、「首相が虚偽記入に加担しなければならない動機もない」と断定した。

 「検察審査会へは『鳩山由紀夫を告発する会』と名乗る団体が告発していたが、そもそも告発にムリがあった。検察審査会への告発は、検察が捜査を尽くさず『不起訴』にした場合は、意味があります。

 しかし、鳩山首相の場合、検察は自民党やマスコミの目もあって、通常以上の捜査をした。関係者から事情を聴き、公設秘書を起訴し、首相に上申書を提出させた。そのうえで法律家が見て嫌疑不十分にしている。検察の判断を覆すことは、最初から難しかった。

 告発した団体は『新しい容疑を見つけ出して告発する』などとコメントしているが、何度告発しても、決議は『不起訴相当』になるはずです」(司法事情通)

 やはり検察審査会の議決の発表が近い小沢幹事長が自分の事件に触れ、「1年間の強制捜査で結果として潔白を証明してもらったと思っている。検察審査会もそのことを冷静に受け止めてご判断いただければいい」と語ったが、そういうものなのだ。

 だが、検察審査会の議決に歯ぎしりなのが、これまで首相の「政治とカネ」の問題を煽ってきた自民党と大手メディアである。

 「検察審査会の議決が決定した後も、大新聞は『首相の説明責任 別問題』『幕引き許さぬの声』などと報じているが、未練がましい。最終決着がついたのだから、潔く事実を受け止めるべきです。日本社会は難問が山積しているのに、いつまでも非生産的なことにかまけている場合ではありませんよ」(政治評論家・山口朝雄氏)

 そもそも鳩山献金問題は、ファミリーの中で資金を回しただけの話。悪質な汚職や脱税事件とは違う。「民主党嫌い」なのは分かるが、いい加減、大手メディアは大人の報道をすべきだ。

(2010年4月30日(金)配信 日刊ゲンダイ)


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Posted by おだっちの菜の花油 at 21:22│Comments(0)
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