2011年02月27日
集会阻止で群衆排除=撮影禁止
集会阻止で群衆排除=撮影禁止、記者ら連行―中国
【北京、上海、ウルムチ時事】
中国当局は27日、民主化などを求める「中国ジャスミン革命集会」の呼び掛けがあった北京、新疆ウイグル自治区ウルムチなどで、集会を阻止するため大量の警察官を動員し、人混みができないよう排除措置を取った。
集会呼び掛けは20日に続いて2回目で、前回の13都市から二十数都市に拡大。北京では香港の記者ら数人が警察に連行され、撮影機材を没収されたほか、台湾のカメラマンが連行の際に負傷したとの情報もある。上海でも連行される人が相次いだが、各地で集会が開かれたとの情報はなく、大きなトラブルは伝えられていない。
北京で集合場所に指定された繁華街の王府井では、ファストフード店前に工事用防護壁が設置された。
立ち止まると私服の警官に追い払われ、写真を撮ると画像を消された。集合時刻の午後2時(日本時間同3時)すぎには、数台の道路清掃車が水をまきながら通りにいた人たちを排除。携帯電話でのインターネット接続もできなくなった。
上海市の人民広場では、集合場所に指定された映画館が休業となり、地下鉄からの出口も封鎖。監視カメラが設置された電柱によじ登ろうとした男性や、写真を撮影した若い男性ら少なくとも3人が警察に連行された。
中国では20日以降、集会情報を拡散させたとして、作家や民主活動家ら少なくとも4人が国家政権転覆などの容疑で身柄を拘束されたほか、警察に連行されたまま連絡がとれない人権派の弁護士らもいる。
(時事通信 2月27日(日)18時40分配信)
お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
Posted by おだっちの菜の花油 at 20:45│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。