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2011年07月31日

南シナ海での中国の行動は国際規範を無視




        南シナ海での中国の行動は国際規範を無視
        米議会経済安保委
     

 【ワシントン=古森義久】米国議会の超党派政策諮問機関から中国の南シナ海での行動に対し国際規範を無視しているとする警告が7月29日、表明された。中国の理不尽な海洋戦略に抗議する形で米国が南シナ海での軍事演習をより頻繁に実施することも提案された。

 米中経済安保調査委員会は同日、米国議会で「中国の南シナ海での行動と米国の利害への意味」と題する討論会を開いた。

 同委員会の委員で元国防総省中国部長のダン・ブルーメンソール氏が委員会を代表する形で「南シナ海に対する中国の主張や政策は国連海洋法や海洋領有権の一般的国際慣行に完全に反しており、米国としては他の諸国の領有権紛争自体には介入しないが、航行の自由などの観点から反対することが当然だ」と言明した。

 同氏は特に(1)中国の南シナ海の諸島への主権の主張は自国中心の歴史的理由を根拠にあげ、現代の国際慣行での領有権要件を満たしていない(2)中国の排他的経済水域(EEZ)の主張は海洋法その他の国際規範を自国中心に勝手に解釈しており、自国から200カイリのEEZ内の他国の軍事艦艇の航行を制限する権利はない-と強調した。

 同氏はその結果、米国側が今後(1)中国の主張の不当な部分を外交的に指摘していく(2)日本などの同盟諸国に米国が中国の海洋戦略に反対することを明確に示す(3)中国沿岸のEEZで軍事演習や軍艦の航行を続け、中国の主張への反対姿勢を実践する-などという措置を取ることを提案した。

 討論会では元国防総省高官で現在は米国安全保障協会の顧問を務めるパトリック・クローニン氏も証言し、「中国の海洋戦略には第二次大戦後、米国の主導で築かれてきた国際的な規則や秩序を根本から崩そうという意図がうかがわれる」と述べ、米国が同盟諸国と協力して、中国の軍事力主体のその戦略に対抗することを訴えた。

(産経新聞 7月31日(日)17時31分配信)




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Posted by おだっちの菜の花油 at 20:05│Comments(0)
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