2011年08月30日
野田さんドジョウ演説、相田みつを作品が下敷き
野田さんドジョウ演説、相田みつを作品が下敷き
民主党の野田佳彦新代表の勝因の一つは、29日の代表選の投票前の演説だった。
演説を聴いて野田氏への投票を決めた議員も少なくない。演説の核の一つとなった、自らを「ドジョウ」に例えたくだりは、書家・詩人の相田みつを氏の作品を下敷きにした。作品は、民主党の輿石東参院議員会長の紹介で知ったという。
原典は、相田氏の単行本「おかげさん」に収録されている「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」という作品だ。
野田氏はこの作品を「大好きな言葉」として引用し、「ドジョウにはドジョウの持ち味がある。金魚のまねをしてもできない。泥臭く、国民のために汗をかいて働いて、政治を前進させる。ドジョウの政治をとことんやり抜きたい」と語り、「飾らない人柄」を印象づけた。
野田氏周辺によると、野田氏が8月上旬、輿石氏の国会内の事務所を訪れた際、輿石氏が「あれ、いいだろう」と壁に飾られた相田氏の作品を紹介したという。野田氏はその後、輿石氏に作品が入った本をプレゼントする気配りもみせた。
小沢一郎元代表にも近い輿石氏は、野田氏が掲げる党内融和実現の「キーマン」で、幹事長にも名前が挙がっている。党内には「演説で作品に触れたのは、輿石氏への『協力要請』でもあったのではないか」という見方も出ている。
(読売新聞 8月30日(火)11時28分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 11:55│Comments(0)
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