菜の花情報交換会

おだっちの菜の花油

2009年01月20日 13:26

 (仮称)「天の川菜の花プロジェクト」チ-ムの一員である
 私尾田と株式会社大同建設・柳原直昭社長が
 檜山支庁・檜山農業改良普及センタ-の手だてを通じて、
 昨年8月に秋田市でNPO法人「あきた菜の花ネットワ-ク」を設立し、
 菜の花の栽培となたね油搾油
 更に食廃油でBDF燃料の製油事業を展開している
 秋田運送株式会社を訪問。


 「同ネットワ-ク」の事務局長(同ネットワ-ク事業活動担当理事)
 をなされている鈴木事務局長の案内で
 秋田県立大学や菜の花栽培地の現地などを調査させて頂きました。
 
 昨日19日、午後に鈴木秀雄氏に来町頂き、
 町長室で工藤町長、宮津副町長
 檜山支庁・渡辺産業振興部長、黒崎農務課長
 江森檜山農業改良普及センタ-所長など関係者14名が同席し、
 鈴木氏と意見交換を行いました。

 

 挨拶で工藤町長より上ノ国町を紹介しながら
 町の基幹産業である農・漁業振興策について述べられ、
 昨年、町内の農家と企業が景観作物の「菜の花」栽培で
 町に花見お客さんを呼びたい。

 菜種でなたね油を搾り地産地消を図り、
 搾りかすは堆肥としてとして畑に還元する
 資源を循環させる新しい取り組みをしたいと菜の花を植え、
 町も農業指導センタ-に試験栽培に取り組みました。

 町も「菜の花」栽培に全面的な支援しながら
 新たな町づくりの起爆剤にしたいと語りました。

 

 NPO法人「あきた菜の花ネットワ-ク」鈴木事務局長から
  「同ネットワ-ク」には秋田県庁、県立秋田大学、
 県内の企業家や銀行、料理研究家など70数名が会員になり、
 公的支援を受けず各会員のボランティアで活動し、
 25市町村の内17市町村が
 ネットワ-クに加入していると述べられました。

 特にネットワ-クの会長をなされている
 石田哲治秋田運送株式会社会長(86歳)は、
 農村県である秋田県内で有休農地や
 耕作放棄地を放置させておくことは出来ないとして、
 これらの農地に昔栽培していた「菜の花」を咲かせよう。
 当面1000ヘクタ-ルを目標とし、
 将来は5000ヘクタ-ルの菜の花栽培で
 耕作放棄地をなくして元気な農村県にしようと
 先頭に立っているとのこと。

 石田氏が会長職にある秋田運送株式会社では、
 運送トラックに環境に優しい燃料を使用しようと、
 食廃油からBDF燃料を精製する製油機を開発製造し、
 自社工場で製油するだけでなく製油機を貸し出し、
 農村地域の高齢者が製油事業に携わっていることなど
 資料などで説明されました。

 また、鈴木氏は農村地域の活性化は
 地域の高齢者の知恵を大いに発揮して頂き、
 それぞれの地域性に応じた農業の振興を図ることであり、
 菜の花を一つの起爆剤として一次、二次三次だけでなく
 あらゆる可能性への発展に結びつける第六次産業までにと
 夢を実現していくことでしょうと語りました。

 

 鈴木氏から先進地として取り組んでいる情報を伺い、
 上ノ国町関係者として初めて「菜の花事業」を取り組むに当たって、
 大変貴重な力強い意見をいただきました。
 秋田県での取り組みをわが町に凝縮させながら、
 一歩一歩着実な取り組みをするためへの力となりました。
 
 鈴木事務局長さんには
 上ノ国町まで足を運びくださっただけでなく、
 大きな情報を提供頂いたことに衷心よりお礼申し上げます。

 


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