公募で4月就任の理事長がっくり
[事業仕分け]事業全廃 公募で4月就任の理事長がっくり
大学病院などに資金を貸し付ける「国立大学財務・経営センター」(千葉市美浜区)は、議論された8事業のうち、7事業が廃止と判定され、残る一つの「東京連絡所の運営」も別法人との統合を求められた。ほぼ全業務が不要と判断された形だ。
前三重大学長の豊田長康理事長は、公募を経て4月に就任したばかり。仕分け後は、「大学と病院の役に立つことが地域住民のためと張り切っていたのに大変残念。過去のことが話題になって、私のプランニングが話題にならなかった」とショックを隠しきれない様子。
センターの存続が危ぶまれることについては、「職員の今後の仕事など事後処理もしないといけない。改革のために来たのにつらいものがある」と言葉少なだった。【小山由宇】
(2010年04月28日/ 提供:毎日新聞)
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