小沢氏証人喚問 与党内、駆け引き激化

おだっちの菜の花油

2011年01月26日 09:13




     小沢氏証人喚問 与党内、駆け引き激化
               民主執行部温度差、離党促す?


 政治資金問題で強制起訴される民主党の小沢一郎元代表の証人喚問問題で、与党内の駆け引きが激しくなってきた。

 民主党の安住淳国会対策委員長は25日の記者会見で「必然性が出てくれば衆院予算委員会で議論すればいい」と証人喚問を視野に入れていると表明した。だが、慣例の「全会一致による議決」のハードルは高く、喚問が実現する可能性は低い。

 小沢氏に批判的な民主党幹部たちの証人喚問の議論は、小沢氏に離党を促す側面が大きそうだ。

 民主党執行部は20日に議決による小沢氏の政倫審出席を断念して以降、予算委員会で小沢氏に近い委員を差し替え、証人喚問の環境整備を進めている。仙谷由人代表代行も喚問を「あり得る」と発言した。

 もっとも、民主党執行部は一枚岩ではなく、本気度には疑問も残る。平田健二参院幹事長は25日の会見で「小沢氏は政倫審に出席しないとは言っていない。審議に支障があれば国会で話すというのだから、それでいい」と証人喚問に異を唱えた。

 さらに、喚問は予算委の全会一致で決めるのが慣例だが、与党の国民新党が25日、小沢氏喚問に反対する考えを民主党に伝えた。

 民主党幹部の一人は25日、「小沢氏は自分で離党した方がいい。証人喚問でさらし者にされた後に離党勧告されたらつらいぞ」と述べた。

(2011年1月26日(水)8時0分配信 産経新聞) 





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