「ユニクロ」不振

おだっちの菜の花油

2011年07月14日 18:37




      「ユニクロ」不振 
       ファストリ震災後初の決算は減収減益
     

 カジュアル衣料大手「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが14日発表した2010年9月~11年5月の連結決算は、売上高が前年同期比1.1%減の6520億円、営業利益が15.3%減の1045億円、最終利益は20.5%減の534億円と減収減益だった。

 売上高の約7割を占める国内ユニクロ事業が不振だった。6月以降は国内のクールビズ関連商品が好調なことから、11年8月期の通期業績予想は4月発表時点から据え置いた。

 国内ユニクロ事業の売上高は4.7%減の4821億、営業利益は21.3%減の910億円だった。残暑による秋物衣料の苦戦や、前年に「ヒートテック」が好調だったことによる反動、3月の東日本大震災で一部の店舗が一時休業したことなどが影響した。また、素材価格の高騰で粗利益率が低下したことが減益につながった。

 一方で、3~5月の売上高は0.7%増と増収となったうえ、直近の6月の既存店売上高はクールビズ需要で3.9%増と2カ月ぶりのプラスとなった。このため、同社では下期の国内ユニクロ事業は売上高2658億円(7.1%増)、営業利益386億円(9.5%増)など増収増益に転じ、通期の連結売上高は2.6%増の8360億円と増収を達成できると見込んでいる。

 海外事業は中国や香港、韓国の既存店売上高が2けた増となるなど好調で、売上高は25.7%増の736億円、営業利益は49.6%増の97億円だった。

(産経新聞 7月14日(木)17時29分配信)





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