陸前高田の松=京都の五山全てで護摩木に
陸前高田の松
「大文字」も使用=京都の五山全てで護摩木に
東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松を、京都の伝統行事「五山送り火」で燃やす薪に使う計画が一時中止された問題で、「大文字保存会」(京都市左京区)は11日、陸前高田市から別の薪を受け入れ、送り火で使用することを決めた。
京都市の受け入れ要請を受け、「京都五山送り火連合会」(同)を構成する他の四つの保存会は既に受け入れを決定していた。これにより、高田松原の松が16日に五山全てで震災の犠牲者を鎮魂する護摩木として燃やされることになった。
11日夕、京都市内で記者会見した大文字保存会の松原公太郎理事長(58)は「五山一緒にやってはどうかとの連合会からの呼び掛けで受け入れることにした。大勢の方にご心配とご迷惑を掛けた」と謝罪した。
(時事通信 8月11日(木)20時31分配信)
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