決断迫られるTPP問題=目前にAPEC首脳会議
決断迫られるTPP問題=目前にAPEC首脳会議―新政権
民主党の野田佳彦新代表が率いる次期政権は、菅政権が先送りした通商政策の立て直しも課題となる。最大の焦点は、米国など9カ国が進める環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加問題。
9カ国は11月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議までの大枠合意を目指しており、野田氏は交渉参加の是非をめぐり、早急に決断を迫られる。
菅政権は当初、貿易自由化で大きな影響を受ける農業部門の改革に関する基本方針を6月をめどにまとめ、TPP参加問題で決断を下す予定だった。
ところが、東北の農村地域が東日本大震災で大きな打撃を受けるなど状況は一変。TPP問題の結論は先送りされた。
(時事通信 8月29日(月)18時10分配信)
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