北電、MOX燃料の加工延期 「やらせ問題」受け

おだっちの菜の花油

2011年08月29日 19:10



      北電、MOX燃料の加工延期 「やらせ問題」受け   

 北海道電力は29日、泊原発3号機(北海道泊村)のプルサーマル計画をめぐる「やらせ」問題を受け、プルサーマルの燃料となるプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の加工を延期すると発表した。

 現時点で、やらせメールの作成や、シンポジウムで推進意見表明といった具体的な指示は確認できていないとしているが、この問題について調査する第三者委員会の調査結果が出るまで加工に着手しないことにした。

 北電のやらせ問題は、泊3号機のプルサーマル計画で、道と地元4町村が2008年10月に開催したシンポジウムをめぐり、北電が社員に参加と推進意見の表明を求める「やらせ」を指示する文書をメールで送っていた疑いがあるとするもの。26日に共産党北海道委員会が明らかにした。

 この問題の調査を行う第三者委員会は社外有識者で構成。調査項目は(1)組織的な関与があったのか(2)同時期に開催されたシンポジウムで同様の事案がなかったのか(3)出席者が意見を述べたのか(4)結果的に判断をゆがめることになったのか-などで、委員の人選が決まり次第、活動に入るとしている。

(産経新聞 8月29日(月)18時10分配信)




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