20ダムに小水力発電設備=運転管理用、余剰分は売電―国交省
20ダムに小水力発電設備=運転管理用、余剰分は売電―国交省
国土交通省は30日、国が管理する20ダムの22カ所に、ためた水を放流する際の落差などを利用して発電する小水力発電設備を導入する方針を固めた。
22カ所で約1万世帯の1年間の消費電力に相当する4500万キロワット程度を発電し、ダムの運転管理に使用するほか、余剰分を電力会社に販売する。宮城県川崎町の釜房ダムなどが対象となる見通しで、2013年度予算概算要求に関連経費を盛り込む。
小水力発電設備の導入は、ダムの運転管理費の削減に加え、再生可能エネルギーの有効活用を進めるのが狙い。
現在、国が管理する33の直轄ダムには、年間合わせて約1億7000万キロワットを発電する小水力発電設備が設置されている。今後さらに22カ所で設置が進めば、発電量は3割近く増えることになる。
時事通信 8月31日(金)2時31分配信
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