週明け不服申し立て=小保方氏、論文撤回せず―STAP問題
週明け不服申し立て=小保方氏、論文撤回せず―STAP問題
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが発表した「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は3日、論文に捏造(ねつぞう)や改ざんがあると認定した理研調査委員会の最終報告書に対し、週明けの7日か8日にも不服を申し立てる考えを明らかにした。申し立ての期限は9日。
理研は不正行為の防止規定で捏造や改ざんを定義しており、「悪意のない間違い」は対象外としている。小保方氏側は、今回の行為は捏造や改ざんに該当せず、「最終的な結果は加工していない」と主張する方針。
ただ、不服申し立ては最終報告書の内容に関するもので、三木弁護士は「小保方氏に理研と敵対する意思はなく、今後も理研で研究を続けることを望んでいる」と述べた。
理研が3月14日に中間報告を公表した際、小保方氏が所属する発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の竹市雅俊センター長は、小保方氏が論文の撤回に同意したと説明したが、三木弁護士によると、小保方氏は当初から撤回の意思はないという。
三木弁護士は「小保方氏は(当時)体調が悪く、やりとりを正確に覚えていないだろう」と述べた。
時事通信 4月3日(木)19時59分配信