IOCバッハ会長に広島市長対応できず 広島市発表
IOCバッハ会長に広島市長対応できず 広島市発表
7/15(木) 10:57配信
東京オリンピックの開幕まで8日。7月16日、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長が広島市の平和公園を訪れます。
●岡森記者
「バッハ会長は原爆慰霊碑に献花するほか、被爆者との面会も予定されています」
バッハ会長は、16日午後に広島市を訪れて原爆資料館を見学し、メッセージを発信する見通しです。
東京五輪組織委員会の橋本聖子会長も同行し、平和公園では湯崎知事と広島市の松井市長らが出迎える予定になっていました。
しかし松井市長は、15日、住民側の全面勝訴となった「黒い雨」裁判の控訴審判決を受け、17日午前中に厚生労働省を訪れ、田村大臣に上告しないよう要請する予定です。
松井市長は「黒い雨」をめぐる訴訟は広島市にとって重要な課題であるため。バッハ会長との面会を断念したということです。
市民は「公務の関係上ですからそういう対応するのはいたしかたない。」「せっかくバッハ会長が広島に来られるのであれば、市のトップがいらっしゃるのは礼儀かなと。」様々な意見がありました。
バッハ会長の広島訪問をめぐっては、新型コロナ感染拡大への不安などを理由に疑問の声も上がっています。
広島市は松井市長の代わりに小池副市長が対応するとしています。
また、広島市の松井市長は東京でもバッハ会長と会う予定は無いとしています。
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