日本は依然としてG7最下位の接種率

おだっちの菜の花油

2022年03月05日 08:21



zakzak
岸田首相〝開き直り〟3回目ワクチン「各国とも苦戦している」
日本は依然としてG7最下位の接種率 「2回目まで地方にも接種能力あったのに遅い」識者
2022/03/04 15:30

3回目接種が遅れている新型コロナウイルスワクチンについて、岸田文雄首相は3日の記者会見で、目標の1日100万回を「2月中旬に実現した」と強調した。欧米諸国の進捗(しんちょく)に触れて「各国とも苦戦している」と開き直りともいえる釈明に終始した。



首相官邸のサイトでは、1日に接種した回数を示す「接種日別」は2月18日の約99万1000回が最多。接種日にかかわらずシステムに入力された件数の前日比を示す「公表日別」は2月中旬以降、100万回超の日が増えている。

接種日別の回数は、公表日別に遅れて追い付くとされるため、首相は接種日別でも事実上目標を達成したとみて「宣言」に踏み切ったもようだ。

首相は3回目接種に関し「全世界で回数が積み上がらない」と述べ、「日本より先行していた米国の接種率は3割にいっていない。英国、フランス、ドイツも5割前後だ」と並べ立てた。

日本の3日公表時点の3回目接種率は22・2%。英統計サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によると、米国の直近の追加接種率は約28%だが、カナダは約46%、フランスが52%、英国とドイツが約56%、イタリアが62%に達しており、日本が先進7カ国(G7)で最下位であることに変わりはない。

欧米では水際対策を撤廃したり、国内の規制を緩和する動きが相次いでいるが、日本は東京、大阪など18都道府県について21日まで蔓延(まんえん)防止等重点措置を延長する方針で、感染リバウンドも懸念される。

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は2日の参院予算委員会で、新規感染者数がなかなか減少しない要因として、ワクチンの3回目接種が遅れているとの見方を示した。

元厚生労働省医系技官の木村盛世氏は「冬場は高齢者を中心に肺炎患者が多いため、ワクチン接種を急ぐ意味が一定程度あったはずだが、これからは、もうその時期を過ぎてしまう。2回目までの接種で地方にも接種能力があったにも関わらず、遅いと言わざるを得ない。蔓延防止等重点措置についても科学的根拠を説明せず、延長した状況で、岸田首相の会見も言い訳に終始した印象が強い」と指摘した。


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