知床のブリ急増、本州の「寒ブリ」に迫るブランドに…

おだっちの菜の花油

2022年03月09日 16:22




知床のブリ急増、本州の「寒ブリ」に迫るブランドに…温暖化指標に追加
読売新聞


 知床世界自然遺産地域科学委員会は、北海道・知床半島海域の温暖化による生態系の変化を測る指標に、近年、羅臼沖と、オホーツク海側の斜里沖で水揚げが急増しているブリを加えることを決めた。今後は、同委としてより推移を注視していく。



羅臼沖では近年、秋サケの定置網に交じってブリの水揚げが急増。2011年は5トンだったが14年以降は毎年400トン前後で推移し19年は692トンを記録した。

 斜里沖でも11年は6トンだった水揚げが、12年には202トンと急激に増え、その後も毎年100トンを超えている。

 ブリに関しては、1日にオンライン開催された同委の「海域ワーキンググループ(WG)」で議論された。 この中で、同委委員長の桜井泰憲・北海道大名誉教授が、「ブリがものすごく増え、地元漁業に大きな影響を与えている。これからの知床を調査研究する評価項目の対象に加えるべきだ」と発言。指標への追加が決まった。

 道などによると、知床のブリは、日本海を北上する対馬暖流に乗り、宗谷海峡からオホーツク海を回って、半島周辺の羅臼沖に下っているとされる。

 羅臼漁協では、15年からブランド化に向け鮮度維持と臭み解消に取り組んでおり、「世界自然遺産知床らうす産船上活〆鰤(じめぶり)」は、本州ブランドの「寒ブリ」に迫る高値で取引されている。


いつもアクセスありがとうございます。
ちょこっとひと押しお願いいたします。


道南 ブログランキングへ


関連記事