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2008年09月11日

質問と答弁その2

           800年記念塔からの今日の眺望 
 質問と答弁その2

 尾田議員の一般質問と町長答弁(9/9第1回目)その2

  尾田議員
 4.「ナマコ」ブロック礁養殖実験事業の実施決定は。


 8月22日町内石崎漁港内に、ナマコ養殖ブロック礁を投入し、3,000尾を放流した実験事業が実施されたとの報道がなされました。ナマコの需要が拡大されている今日、ナマコ養殖事業の成功が一層期待されるものであります。
 今回の実験事業は、石崎漁港内で実験事業を行うことになったのは、どの様な経緯の下で養殖実験場所が決定がなされたのか。また、町内漁協組合員の総意で石崎漁港内となったのかどうか。

 町 長
 4点目の「ナマコブロック礁養殖実験事業の実施決定は」とのご質問ですが、

 ナマコ放流事業につきましては、ひやま漁業協同組合が実施している事業でありますが、石崎漁港内となった経緯は、本町の漁業者全員で構成するナマコ部会で協議した結果、河川と静穏域があるなどナマコの生育環境が適当な場所であると判断し、決定されたとひやま漁協上ノ国支所から伺っております。このようなことから、当然総意で決定されたものと考えております。

 尾田議員
 5.藻場造成事業は生産に結びついているか。


 平成16年度から3カ年計画で、町内海域の3箇所に藻場造成事業を実施しております。
同事業実施に伴う各設置箇所の総事業費と町負担金はどの様になっていたか。
 各藻場の海藻繁茂の状況と成果の推移と、各藻場設置箇所がどの様に、漁業生産に結びつく事業への展開をなされているのか。

 町 長
 5点目の「藻場造成事業は生産に結びついているか」とのご質問ですが、

 北海道が実入れ不全により生産に結びついていない「キタムラサキウニ」の未利用資源の有効活用を図るため、餌場となる藻場を人工的に造成することを目的として、餌料海藻繁茂が可能な単体礁を設置する「上ノ国地区地域水産物供給基盤整備事業」を平成15年度から平成18年度までの4カ年で小砂子地区、汐吹地区及び大崎地区の3地区に単体礁708基を設置しております。

 総事業費は約1億7,900万円、総町負担金は約1,940万円となっており、各地区別ですと小砂子地区229基、事業費約6,010万円、町負担金約650万円、汐吹地区239基、事業費5,940万円、町負担金約650万円、大崎地区240基、事業費約5,950万円、町負担金約640万円となっております。
また、海藻繁茂状況については、残念ながら3地区とも思わしくない状況となっております。
 現在、他町で設置した単体礁では海藻が繁茂している状況であることから、原因究明なども含め追跡調査を継続していくこととしています。
 海藻繁茂の成果が現れている状況となっておりませんが、燃油高騰など漁家経営が逼迫している状況からの脱却を目指すためにも、磯焼けの解消は必要であると判断しておりますので、関係機関と協議・連携しながら、今後も藻場造成を推進して参りたいと考えております。

 尾田議員
 6、資材高騰に伴う公共工事積算見積価格の見直しを。


 世界的な原油高騰が総ての原材料や加工生産資材等に上乗せされ、異常な経済市場になっております。今年度の公共工事事業費は、この様な状況を見込んでの積算額基準額でないため、これまで発注された工事においては、受注業者が負担を被っている状況にあります。町発注工事に係る積算見積価格の見直しも必要でないかと考えますが如何か。

 町 長
 次に6点目、「資材高騰に伴う公共工事積算見積価格の見直しを」のご質問であります。

 町発注の土木事業に係る設計書は、基本的に北海道建設部が制定する積算基準を準用して積算しており、資材等の単価は発注時点毎の単価となっています。この積算基準単価は価格に変動があった場合には毎月改定されていますが、今年のような異常なほどの燃料価格の高騰には単価の改定が追いつかない状況となっております。
 このような事態に対応するために、町が使用している工事請負契約書の第22条5項には「特別な要因により工期内に主要な工事材料の日本国内における価格に著しい変動を生じ、請負代金額が著しく不適当となったとき」に請負代金額の変更を請求できる措置が規定されています。

 国土交通省と北海道では最近の特定資材価格の高騰に対応するために、この規定の運用ルールを定め北海道建設業協会等に情報提供をしたと伺っております。町でもこの運用ルールに準じた対応をとっていきたいと考えております。

 尾田議員
 7.「ハッソウ沢」小規模治山事業は実施計画どおり施工を。


 去る8月2日の異常集中豪雨で、町内の小河川や林道崩落など数千万円の被害が生じましたが、幸いにして人身事故等が無かったことは何よりでありました。
 町内市街地の扇石・汐吹地区の境を流れる「ハッソウ沢」小規模治山事業は、新年度予算において総事業費46,274千円で、渓間工L=115mで測量設計委託業務を発注し完了しております。また、町の発注予定では8月下旬となっていました。
 先の集中豪雨で同原始河川が氾濫して、住宅が床上浸水する被害を受けましたが、無人だったため人身事故に及ばなかったことは、安堵したところでありますが、同治山工事は当初事業計画どおりに、早期に事業発注を行うべきでありますが、どの様に進んでいるのか。

 町 長
 次に7点目、『「ハッソウ沢」小規模治山事業は実施計画通り施工を』のご質問であります。

ハッソウ沢小規模治山事業は北海道小規模治山等補助事業の補助対象として内示を受け、工事の測量設計委託業務を平成20年4月24日に契約し、発注に向け作業が進められて来ておりました。ところが、8月2日から3日にかけての豪雨により護岸が崩落したため、現在一部の設計を見直しているところであります。また、下流部に流下能力が不足している箇所がありますので、新たに調査して安全で安心できる環境にしたいと考えております。
 ただし、北海道から内示された補助対象事業費は、町の要望額に対し現在のところ満額ではありませんでした。このため現時点では今年度の工事完成は困難であり、次年度の継続事業として対応する必要があるものと考えておりますが、今後も不足分の補助事業費採択を強く要望し、早期整備に努めて参る考えであります。


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Posted by おだっちの菜の花油 at 19:48│Comments(0)議員活動
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