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2009年08月29日

自民組織「ぶっ壊れた」

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   自民組織「ぶっ壊れた」
    =「平成の大合併」地方議員激減

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 30日投開票の衆院選で劣勢が伝えられる自民党だが、小泉純一郎元首相の下で推し進めた「平成の大合併」がボディーブローのように効いている。

 市町村合併に伴う議員定数削減で、選挙の実動部隊にもなっていた保守系議員が激減。小泉氏が首相在任中に「自民党をぶっ壊す」と宣言した通り、地方組織は壊滅状態とされ、候補者の陣営から漏れるのは恨み節とも取れるため息ばかりだ。

 「地方議員を通じて票を隅々まで集める組織はもうない」とため息をつくのは、長崎の自民党県連幹部だ。

 県内のある選挙区では、市町村合併により議員数が約500人から約170人に減り、多くの保守系が議席を失った。候補者の陣営幹部を務める元町長は「議員1人が支持者10人以上を連れてきた」と明かすが、それも今や昔だ。

 こうした事情は全国同じ。小泉政権下の構造改革で、2004年から合併に拍車が掛かり、3000以上あった市町村数は今や1700台に。

 市町村長を含む地方議員も、同年末の約5万7000人から約3万7000人と、保守系を中心に約2万人減った。

 この機を逃すまいと攻勢を強めるのは対する民主。宮城県のある陣営幹部は「合併で締め付け役だった自民系の町長らがいなくなったので動きやすい」と話す。

 議席を増やした07年統一地方選では、当時代表だった小沢一郎氏が相乗りを認めず独自候補にこだわったことも奏功し、一定の組織強化につながった。

 岩井奉信日大教授(政治学)は「自民党内には合併の政治的影響への認識が乏しく、07年の参院選でようやく地方組織がないことに気付き、がくぜんとなった。衆院選劣勢の原因にもなっている」と解説。

 ある県の自民党県連幹部は「小泉さんではないが、かつての自民組織はぶっ壊れてしまった」と自嘲気味に語った。(時事通信社・了) (岩井奉信・いわいともあき)



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Posted by おだっちの菜の花油 at 10:23│Comments(0)
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