さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


2009年08月30日

「派閥崩壊」

  -----------------
    町村派、旧津島派、古賀派…
    自民「惨敗」で「派閥崩壊」

  -----------------

 衆院選で惨敗した場合、自民党はどうなるのか。「衆院議員が数十人の中政党に転落したら、いずれ解党に向かわざるを得ない」(閣僚経験者)との悲観論も出るが、選挙後にまず起きるのは、半世紀以上続いてきた派閥体制が名実共に壊れるという事態だ。

 何しろ選挙中の各種世論調査によると、八派閥のうち五派閥の会長が、軒並み落選しかねない情勢。「敗戦」後、すぐに行わなければならない「ポスト麻生」の総裁選で、トップを失った各派閥はどうなっていくのか。

 町村派、旧津島派、古賀派の三大派閥は、参院議員がそれぞれ二十七人、二十人、九人所属しており、形は残る。大半は来年夏に改選を迎えるので、「明日は我が身」とあって必死に結束するしかないからだ。しかし、残るのは形だけで、内実はバラバラだ。

 まず町村派。町村信孝元外相が何とか残っても、選挙基盤が安泰な安倍晋三元首相の発言力が増す。「大敗の元凶」と目される人物が、敗北をきっかけに力を盛り返すのは皮肉だが、「中川秀直元幹事長に近いグループは言うことを聞かないので、安倍氏が束ねる数はたかが知れている」(派閥幹部)。「安倍派」へ代替わりとは、すんなりいきそうにない。

 旧津島派では、今や知名度抜群の石破茂農水相が、「ポスト福田」の時に続き、中堅・若手の支持を受けて再び総裁選に名乗りを挙げる見通し。但し、参院グループを牛耳る青木幹雄前参院議員会長との折り合いが悪く、派閥の分裂は必至だ。

 古賀派は、「会長の古賀誠元幹事長が、たとえ落選しても実権を手放そうとせず、裏で隠然と糸を引く」(派閥幹部)ことになるため、次のリーダーは出そうにない。

 第四派閥の山崎派では、石原伸晃幹事長代理が総裁選へ二度目の名乗りを挙げるのは確実。但し、甘利明行革担当相が生き残れば、やはり派内は割れる。

 第五派閥の伊吹派は、河村建夫官房長官が年次順で筆頭に座る可能性があるが、「世話役タイプなので派閥はまとめきれない」(幹部)との評価だ。

 つまり、至る所「草刈り場」だらけ。そこに目を付けているのが、「正義の白いハト」を連呼する鳩山邦夫前総務相だ。解散前は離党も仄(ほの)めかしていたのに、今では「自民党の救世主になる」と意欲満々。もし総裁に納まれば、鳩山兄弟が二大政党の党首を独占することになるが……。

(週刊文春 2009年9月3日号掲載) 2009年8月30日(日)配信



 お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
    にほんブログ村 地域生活ブログ 北海道情報へ

あなたにおススメの記事

Posted by おだっちの菜の花油 at 12:34│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
「派閥崩壊」
    コメント(0)