2009年12月23日
<農業用ダム>44カ所に問題
<農業用ダム>
44カ所に問題 農相「今後国営の建設せず」
農林水産省は22日、全国の農業用ダム190カ所について、技術的な問題などがないか調査した結果を発表した。問題があって何らかの対応が必要なダムは計44カ所に上り、このうち、ダム底から水が漏れるなど技術的な問題が確認されたのは大蘇ダム(熊本県)と東郷ダム(北海道)の2カ所。見積もりが甘く使用率が7割未満のダムが30カ所あった。現在建設中のダム15カ所の事業費が計画変更で建設当初より計約2000億円も超過していたことも判明した。
赤松広隆農相は同日、今後、国営の農業用ダムは建設しない方針を明らかにした。必要なダムは既に建設したためだという。
今回の調査は11~12月、農水省が所管する全ダム(建設中15カ所と完成済みの175カ所)を対象に実施。それによると、既に完成したものの砂が堆積(たいせき)するため取り除く必要があるなど取水や貯水に問題があるダムは、永源寺ダム(滋賀県)▽北山ダム(佐賀県)▽荒砥沢ダム(宮城県)▽五位ダム(富山県)▽大迫ダム(奈良県)--の5カ所。
一方、農業用水としての利用率が低かったダム30カ所のうち、美生ダム(北海道)▽世増ダム(青森県)▽上津ダム(奈良県)--の3カ所は今後の利用率の向上が望めないという。【奥山智己】
(12月22日配信 毎日新聞)
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44カ所に問題 農相「今後国営の建設せず」
農林水産省は22日、全国の農業用ダム190カ所について、技術的な問題などがないか調査した結果を発表した。問題があって何らかの対応が必要なダムは計44カ所に上り、このうち、ダム底から水が漏れるなど技術的な問題が確認されたのは大蘇ダム(熊本県)と東郷ダム(北海道)の2カ所。見積もりが甘く使用率が7割未満のダムが30カ所あった。現在建設中のダム15カ所の事業費が計画変更で建設当初より計約2000億円も超過していたことも判明した。
赤松広隆農相は同日、今後、国営の農業用ダムは建設しない方針を明らかにした。必要なダムは既に建設したためだという。
今回の調査は11~12月、農水省が所管する全ダム(建設中15カ所と完成済みの175カ所)を対象に実施。それによると、既に完成したものの砂が堆積(たいせき)するため取り除く必要があるなど取水や貯水に問題があるダムは、永源寺ダム(滋賀県)▽北山ダム(佐賀県)▽荒砥沢ダム(宮城県)▽五位ダム(富山県)▽大迫ダム(奈良県)--の5カ所。
一方、農業用水としての利用率が低かったダム30カ所のうち、美生ダム(北海道)▽世増ダム(青森県)▽上津ダム(奈良県)--の3カ所は今後の利用率の向上が望めないという。【奥山智己】
(12月22日配信 毎日新聞)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 14:02│Comments(0)
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