2010年04月29日
鳩山首相またコケにされた!
鳩山首相またコケにされた!米紙「現実から遊離している」
鳩山由紀夫首相(63)を核安全保障サミットの「最大の敗者」であると叩いた米紙「ワシントン・ポスト」は28日付の電子版で、同記事で首相を批評した際に使用した「ルーピー(LOOPY)」という言葉は、一般的な「愚か」「変わり者」の意味ではなく、真意は「鳩山首相が現実から遊離している」という意味であると記した。
著名コラムニストのアル・カメン氏が再執筆したものだが「日本の指導者に対し非礼」との批判を受けての、苦し紛れの釈明との見方も。どっちにせよ、鳩山首相が評価されていないことは確かだ。
カメン氏は「ルーピー」の意味について「組織の意思決定について十分な情報を得ている、つまり輪の中に入っている状態とは正反対の意味」と説明。「現実から遊離した人」というのが真意だという。
コラムでは、鳩山首相が国会の党首討論で「ポスト紙の言うように、私は愚かな首相かもしれない」と答弁したことについて触れ「ルーピー」の単語が日本で注目されていることを紹介。この単語を使ったTシャツが日本で売られていることにも触れている。
カメン氏は「ルーピー」を「輪の中に入れない状態」として使用していると主張。だが、日本の辞書ではこの意味は出てこないらしい。
島根大、島根県立大の山田政美名誉教授(73)は「ルーピー」の意味をカメン氏にメールで尋ね、さまざまな辞書で調べてみたが、カメン氏の釈明通りの意味は発見できなかった。
それでも「新しい意味かも。ルーピーの意味を辞書で引くと、クレージーの意味が多かった。一番新しい辞書ではステューピッド(愚かな)の意味がありました」。
山田氏は俗語の研究をしており、「ルーピー」は1925年に初めて文献に登場することを確認。英和辞典「リーダーズプラス」(研究社)などの監修にも参加した。「この新しい解釈を辞書に取り入れ、原稿を書き下ろしてみたい」と話す。
大学では英語の社会言語学という講義を受けもっており、学生にもこの解釈を紹介するという。「コラムニストは言葉に敏感な方だと思います。言葉とは常に揺れ動くものであり、改めて難しいものだと思いました」。山田氏はカメン氏に対し好意的だ。
だが、その一方では、平野博文官房長官が「非礼だ」と不快感を示すなど批判が起こったことに対し、カメン氏が苦し紛れの釈明をしたとの見方も。果たして首相は「愚か」なのか、「組織の意思決定の輪から外れている」のか。どちらにせよ、今の鳩山首相の状況を確かに言い表している。
(2010年04月29日/ 提供:スポーツ報知)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 14:43│Comments(0)
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