2010年04月29日
村上春樹の稼ぎっぷり
1Q84 村上春樹の稼ぎっぷり
村上春樹の「1Q84」がとんでもない勢いで売れている。16日に発売されたBOOK3は早くも4度目の増刷がかかり、発行部数は計90万部。シリーズ累計で346万部に達した。〈1Q84現象〉で、どれだけのカネが動いているのか。
税込みの定価はBOOK1と2が1890円で、3は1995円。価格差はページ数の影響だ。版元の新潮社の売り上げは、この3冊だけで66億4926万円! 出版不況にあって、目玉が飛び出そうな数字だ。
肝心の村上の取り分はというと、出版社と取り決めた印税次第。
「〈定価の10%〉が一般的なラインですが、著者と出版社の力関係で変動するので、ケース・バイ・ケース。ベストセラー作家の場合は15%程度になることもあります」(出版関係者)
15%で計算すると、9億9738万9000円。10%でも6億6492万6000円だ。もっとも、これは日本国内での稼ぎ。韓国、台湾、香港、マカオで発売された翻訳版も大ヒット中で、「韓国では史上最高値の15億ウォン(約1億2600万円)で版権が落札された」(メディア関係者)という。
ちなみに、新潮社では昨年、臨時ボーナスが振る舞われたとか。この調子だと、今年も期待大。うらやましい限りだ。
(2010年4月29日(木)配信 日刊ゲンダイ)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 21:02│Comments(0)
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