2010年05月08日
小沢それでも辞めない
小沢それでも辞めない 鳩山に苦言、前原バッサリ
不気味な沈黙を続けていた民主党の小沢一郎幹事長が7日、鳩山政権への不満を爆発させた。鳩山由紀夫首相の指導力不足を指摘する一方で、「反小沢」の急先鋒である前原誠司国土交通相もバッサリ。
鳩山内閣と党の支持率がともに急落し、夏の参院選の単独過半数が厳しい情勢のなか、不満は番記者にも飛び火。「夏の政治決戦」を前に、いらだつ小沢氏の心境が明らかになった。
「党のトップをはじめ役員やそのほかいろいろな問題ももちろん、リーダーに問題がある」
7日、参院選候補擁立のために宮崎を訪れた小沢氏は現地での記者会見で、鳩山内閣や党の支持率下落についてこう語り、首相に苦言を呈した。
ただ、小沢氏の「政治とカネ」の問題が党の支持率を押し下げているのも事実。それだけに記者団から進退問題に質問が及ぶと、小沢氏は一転してムッとした表情で「(辞任は)ありません」と繰り返した。
イライラは普天間問題に関する質問をしようとした記者にも飛び火。質問を遮る形で小沢氏は、「選挙と直接関係ある話じゃない限り、定例会見で聞きなさい。ダメだ。民主主義のルールを守らなくちゃ」と激しく叱責した。
不満は夜まで続いた。党所属県議や労組関係者らとの懇親会の席上、高速道路の料金見直しで激しいバトルを演じた前原誠司国土交通相について、「議員経験が浅いから、官僚の手のひらで躍らされている」と述べ、前原氏の行政手腕を批判。さらに、「オレを批判することで人気を取っている」とも。
自身の進退問題に加え、幹事長として厳しい参院選の現状を一番知る小沢氏だけに、「さすがに堪忍袋の緒が切れかかっているのでは」(自民党関係者)との見方も強い。
2010年05月08日 / 提供:ZAKZAK(夕刊フジ)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 20:19│Comments(0)
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