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2010年07月21日

6月議会・尾田議員の一般質問と答弁



 6月定例町議会で尾田孝人議員が行った一般質問に対して、町長及び担当課長の答弁です。(質問と答弁は議会広報に掲載するために、要旨としてまとめられています。)

尾田孝人議員
上ノ国町の花育成保護保全管理の実態は

 夷王山周辺のエゾヤマツツジをどのように認識し、位置付けなされているか。
 また、株数の実態等を調査し把握なされていますか。さらに、育成保護保全管理は、毎年どのように行ってきていますか。

工 藤 町長
町花として大事に守り育てたい

戦後に入って八幡牧場の整備等に伴い、年々ツツジの群落が大幅に減少してきました。
町花として、今後とも大事な財産として守り育てていきたい。エゾヤマツツジの株数の実態調査を行った記録はありません。
 また、中世史跡公園等管理の中でツツジ群落周辺の草刈を年に一度行っている状況です。
 
再質問・尾田議員
 調査を行った記録がない、また管理についても単なる草刈りをしただけで、どのようにしていかなければならないのかということが、答弁になっていないわけです。
 エゾヤマツツジを夷王山祭り、上ノ国町の花として、町の財産として守り育てていくのかという点ではいかがか。

答 弁・成田施設課長
 今後株数、現状を把握してみたいと思います。有識者、詳しい人に聞いてどういうふうな維持管理、保護管理ができるのか検討してみたい。

再々質問・尾田議員
 実態把握、育成管理についても長期的な展望に立って専門業者に調査依頼をし、方向性を明確につかんだ方がむしろ一番手早い手段でないのかと思うがいかがか。

答 弁・成田施設課長
 そういう方向性もふまえ、前向きに検討したい。

尾田孝人議員
「東京かみのくに会」の思いを受け止める姿勢は
   
 「東京かみのくに会」は、ふるさと上ノ国町への熱い思いを持って活動を続けており、町の花である「エゾヤマツツジ」を、会員の皆さんが自己負担をして10年間、町に寄贈なされてきました。
 毎年上ノ国町として、育成保護保全管理の予算をいくら計上し、誰に維持管理をさせてきましたか。

工 藤 町長
年に一度周辺の草刈り業務を実施

 「東京かみのくに会」では、これまで夷王山周辺へ千本のエゾヤマツツジを寄贈していただき、植樹されてきました。町では年に一度ツツジ群落周辺の草刈業務を実施しています。費用につきましては、その草刈業務に含まれています。
   
再質問・尾田議員
 「東京かみのくに会」のエゾヤマツツジの管理は、単なる草刈りだけです。上ノ国への熱い思いを汲んで、肥料をやり剪定もして、管理するべきだと思うがいかがか。

答 弁・工 藤 町長 
 ふるさと会が、上ノ国の想いを表すということが一つのツツジであります。
 やはりもっと誠意に答えるような方向性を考えたい。

尾田孝人議員
日本海グリーンベルト構想活動推進の方向性は
   
 日本海グリーンベルト構想実現のため植栽活動を行ってきていますが、植栽後の管理に、上ノ国町グリーンベルト構想推進協議会がどのように係わってきていますか。

工 藤 町長
一人でも多くの皆さんに関わって欲しい

 植栽後、同協議会の一部委員によって管理にあたってきているのが実態でありますので、一人でも多くの皆さんが関わっていただきたいと考えています。
    
再質問・尾田議員
 町長の1期目から掲げている、自らできることは自ら行っていくんだということであれば、日本海グリーンベルト推進協議会の皆さんが保育管理の中心になって、そして町民の皆さんに広く呼びかけ、活動を強めていく位置づけのあり方について、どう今後展開していくのか。

答 弁・太田産業課長
 この協議会は4年目で、まだまだ意識はそこまではいっていないのではないのかと思います。管理ということになると、長期の年数がかかる、実態が見えないと言うこともあります。
 設立にあたって、漁業者がやらなければ町も支援しません。手伝いませんということを言ってきています。

再々質問・尾田議員
 上ノ国町グリーンベルト推進連絡協議会の中で、自主的に自分たちで育てていくことを是非詰めた議論をし、協議をしてもらうように進めていただきたいが、その点でいかがか。

答 弁・太田産業課長
 森林植栽に対する意識がなかなか根付いていないということで、昨年、一昨年と森づくり関する講演会も開催し、その普及と啓発にも努めたところであります。
 なお一層協議会に対して植栽、管理について1人でも多くの皆さんが携わっていただけるよう努めたい。

尾田孝人議員
里山の保護と災害発生の予防対策は

 民有林等で、近年伐採が進んでいます。この天然林里山を町民共有の公共財産として、町行政としてどうあるべきかを検討すべきと考えますがいかがか。
 伐採跡地は、土砂濁水が流失している実態にもあり、その対策を誰にどのように取っていただくのか。
 また、町としてこれらの実態を把握し、災害発生防止等の方向性を確立しておくべきではないか。
         
工 藤 町長
関係機関と連携し植栽の指導徹底を図る
 
 個人の民有林については伐採の届出書の提出により、伐採されているのが現状であり、大変難しい問題と認識しています。
 町としては、伐採跡地での土砂濁水の流失などによる災害発生の予防対策も含めて、関係機関と連携を図りながら、森林所有者に対する里山の重要性や施業及び伐採後における植栽の指導の徹底などを図りたい。
   
再質問・尾田議員
 毎年のように集中豪雨で大きな災害が発生しているのは、この里山です。
 個人の所有地ではあるけれども、共有の財産としてそれをどう保護・保全対策をして、新たな町の事業として興していくのか。

答 弁・太田産業課長
 伐採届けを受けた段階で伐採搬出にあたり土砂の流出、崩壊、その他災害が発生しないように十分留意するよう周知を行っているところです。

尾田孝人議員
職員の果敢な職務能力発揮施策は

 第5次上ノ国町総合計画の将来像に基づき、町長の町政遂行に当たって、その職務執行を担う職員に、これらの基本目標をどのように共通の認識と確信にさせ、リスクを恐れさせず、挑戦させていくのか。
         
工 藤 町長
リスクを恐れず何事にも果敢に挑戦

私は職員に対し常日頃から、「住民の中に自ら入り、住民と同じ目線にたった中での事業推進を心がけるよう」、「失敗を恐れるな、積極的な失敗なら何度でもやれ。積極的に行った結果の失敗なら、責任は町長である私が取る。」とも話してきました。 
 今後も、何事にもリスクを恐れず伸び伸びと果敢に挑戦させたい。
      
再質問・尾田議員
 町長の名代の幹部職員が自分の部下・職員に対して、私が最後の責任取るから思い切ったことをやってみなさいと町長が徹底するよりも、上司である課長が職員にそういうことを位置づけして、進めていくということが必要と思うがいかがか。

答 弁・工 藤 町長
 各課長は職員を育てようということをやっていますので、より一層そういうかたちで励むようになると思っています。

尾田孝人議員
3期目町政執行の行政機構体勢強化を
    
 今年度から始まる第5次上ノ国町総合計画遂行は初年度であります。
 そのためにも、室・グループ制を廃止・見直しを行い、新たな組織機構に改編して、3期目の町政執行を執り進めるべきと思いますが如何か。

工 藤 町長
室を廃止、グループ制は継続

 今定例会で提案申し上げているとおり、室については廃止することとしました。グループ制については、現状の職員数で今後とも事務事業を執行するためには、同制度を継続する必要があると考えていますが、見直しを行うこととしました。






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Posted by おだっちの菜の花油 at 19:49│Comments(0)議員活動
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