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2010年08月02日

ビキニ環礁、世界遺産に…



     ビキニ環礁、世界遺産に…核兵器被害の重要証拠
      
 【パリ支局】国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)は1日、冷戦時代に核実験が繰り返し実施された太平洋・マーシャル諸島の「ビキニ環礁」を世界遺産(文化遺産)に登録したと発表した。

 ブラジルで開催中の世界遺産委員会定例会議で決まったもので、同委員会は「ビキニ環礁は核実験の威力を伝える極めて重要な証拠」と指摘したうえで、「人類が核の時代に入ったことを象徴している」と登録の理由を説明している。

 ビキニ環礁周辺では、米国が1946~58年に67回の核実験を実施した。54年3月の水爆実験では、近くで操業していた日本のマグロ漁船「第五福竜丸」の船員23人全員が被曝(ひばく)している。

 自然遺産でなく文化遺産として登録されたが、ユネスコは96年には「広島平和記念碑」(原爆ドーム)を世界遺産登録しており、今回も核兵器の被害を後世に伝える「負の遺産」となった。

 79年には、第2次大戦時にナチス・ドイツがユダヤ人大量殺害を行ったアウシュビッツ強制収容所(ポーランド南部)が、惨劇を伝える目的で世界遺産に登録された例がある。

(2010年8月2日(月)10時26分配信 読売新聞)




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Posted by おだっちの菜の花油 at 15:38│Comments(0)
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