2010年08月27日
「裏で長官代えろ」「官僚に取り込まれた」
「裏で長官代えろ」「官僚に取り込まれた」
=宣伝戦も過熱―菅、小沢陣営
9月1日告示の民主党代表選で再選を目指す菅直人首相、出馬表明した小沢一郎前幹事長をそれぞれ支持する議員は27日午前、TBSのテレビ番組に出演し、相手を批判しつつ、支持をアピール。両陣営の「宣伝戦」も過熱した。
菅陣営の寺田学首相補佐官は番組の中で、小沢氏サイドから「裏で官房長官、幹事長を代えろ、委員長を誰にしろという話があった」と暴露。小沢陣営の松崎哲久氏は「直接聞いてないことを公共の電波で言うのはおかしい」と批判すると、寺田氏は「(首相から)聞いた」と反論した。
一方、小沢陣営の森裕子氏は、菅政権での2011年度予算概算要求基準に触れ「財務副大臣が『官僚に取り込まれた』と(言っている)」と官僚主導と断じた。
鳩山由紀夫前首相グループの牧野聖修氏も同番組に出演し「首相支持」を明言。終了後、鳩山氏が小沢氏支持を表明したことについて、記者団に「引退宣言した方だから、政局に口を出さない方がいい」と批判した。
首相は午前9時、官邸に入る際、記者団に「(代表選に向けて)元気が出るね」と笑顔。昼前には、石井一副代表と会い、情勢を分析した。石井氏が「情勢は厳しい」と伝えると、首相はうなずいていたという。
小沢氏は9時半すぎに都内の自宅を出て、衆院議員会館の自室に入ったが、終始無言。その後、都内の全国郵便局長会(全特)本部に柘植芳文会長を訪ね、出馬のあいさつをした。
党内には国政選挙で全特から支援を受けた議員が多く、支持拡大への協力を求めたとみられる。また、山岡賢次副代表ら小沢氏側近議員が衆院議員会館に集まり、代表選の対応を協議した。対応を決めていない旧民社党系グループは同日午前に参院議員会館に幹部が集まったが、結論は出なかった。
(2010年08月27日 / 提供:時事通信社)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 20:35│Comments(0)
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