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　　　　　ダル急転残留！ポスティング見送り来季も日本ハム！！　

　日本ハムのダルビッシュ有投手（２４）が１９日、来季のチーム残留を発表した。今オフ、ポスティング（入札制度）によるメジャー移籍が有力視されていたが、この日に更新した自身の公式ブログで「来年は北海道日本ハムファイターズのユニホームを着ていますよ」と宣言。

　今季はメジャー数球団が登板日に視察に訪れるなど注目を集めていたが、５年ぶりのＢクラスに沈んだチーム事情などを考慮。来季の挑戦を見送ったようだ。

　日本球界最高の右腕が来季も日本でプレーすることを決断した。ダルビッシュは、自身の公式ブログで「来年の事。」と題し、「ブログやＴｗｉｔｔｅｒにもたくさんコメント頂きましたが、皆さんの予想が合ってるかどうかわかりませんが。来年は…北海道日本ハムファイターズのユニホームを着ていますよ」と、ファンに向けて残留を宣言した。

　ダルビッシュは、２００９年ＷＢＣ後から将来のメジャーリーグでのプレーを視野に入れていた。早ければ１４年オフに取得する海外ＦＡ権利を待つことなく、今オフのポスティング移籍が有力となっていた。エンゼルスの松井らを担当するアーン・テレム氏と団野村氏を代理人として準備。一方の球団側も「本人が希望するなら」と容認の構えを見せていた。

　シーズン終了後、ダルビッシュはチームの自主練習には参加せず、都内のジムなどでトレーニングを積みながら来季以降について熟慮していたようだ。それが数日前になって「残留」を決断。すでに親しい関係者には明かしていた。

　エースの残留表明を受け、山田正雄ＧＭ（６６）は、「何も聞いていません。もしポスティングするなら向こうから言ってくると思っていたけど…。こちらから聞いたこともないし。（報道などで）うわさは聞いていたけど。残ってくれればそれは大きな戦力です」とホッとした様子。また、別の関係者は「残留です」とブログの内容を肯定した。

　今季は４年連続１点台となる防御率１・７８、２２２奪三振で２冠を獲得。だが、１２勝８敗と勝ち星は昨年の１５勝を下回った。そして、チームは５年ぶりにＢクラスに低迷。自らの夢の実現とともに、育ててくれた球団の事情をまず一番に考慮に入れたようだ。

　また２月には第２子となる次男が誕生した。幼い子供を伴って米国に渡ることなど、家庭環境も決断の理由の１つとみられる。

　ひとまず来季の残留は決定したが、メジャー移籍の希望があるのは事実だ。チーム事情を考慮に入れながら、早ければ来オフにもポスティング移籍を目指すことになる。

　(スポーツ報知 10月20日(水)8時0分配信)





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