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2010年11月16日

 敗因は心身の「スキ」白鵬



    <大相撲九州場所>
       敗因は心身の「スキ」白鵬、連勝ストップ
  

 もう一つ伸ばしてやる、そういうところにスキがあった--。約10カ月ぶりに黒星を喫し、双葉山の最長連勝記録に届かなかった大相撲の横綱・白鵬関は、敗因を心身の「スキ」と表現した。無敵の横綱の連勝ストップは、勝ち続けることの難しさを印象付けた。

 「きょう負けるとは思わなかった。自分を忘れて勝とうと思ったら体に力が入る。硬くなったんでしょう」と話すのは、プロボクシングの元世界王者で日本人の最多防衛記録を持つ具志堅用高さん(55)。

 タイトルを13度守った経験を踏まえ「記録を一つずつ塗り替えていくのは一瞬の気の緩みがあったらダメ。朝起きて、食事はいつとるとか、いつ寝るとか。戦うだけでじゃなく、私生活のリズムを合わせていかないと狂っちゃう」と語る。

 一番の相撲に全神経を集中していくことは、心技体が整った横綱といえども容易ではなかったはずだ。

 また、柔道で引退するまで203連勝(7引き分けを挟む)を達成した84年ロサンゼルス五輪金メダリストの山下泰裕さん(53)は「(白鵬関が)負けた相撲は見ていなかったが、残念です」と言った。

 山下さんは連勝が止まる可能性について、「結果を意識しすぎると、踏み込みがなくなったりするかもしれない」と話していた。稀勢の里関に一方的に攻められての敗戦。九州場所初日から、けいこを完全非公開にした横綱が、連勝へ意識過剰になっていた面もあったのかもしれない。

 白鵬関と親交がある女子レスリングの吉田沙保里選手(28)は、自身の連勝が08年に119でストップしたことを振り返り「特に負けて残念という気持ちにはならなかった。あの負けが今の強い自分を作ってくれていると思う」と話す。吉田選手はその敗戦の後、再び勝ち続け、現在38連勝中だ。

 16日以降も九州場所は続く。「きょう一日、ゆっくり考える。まだ13日あるから」と話した白鵬関。再び立ち上がり、白星を積み上げられるだろうか。【大矢伸一】

(毎日新聞 11月15日(月)21時20分配信)




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Posted by おだっちの菜の花油 at 11:48│Comments(0)
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