2010年11月16日
<はやぶさ>「人類に巨大な一歩」
<はやぶさ>
「人類に巨大な一歩」 関係者から喜びの声続々
はやぶさのカプセルからイトカワの物質が確認されたことに、関係者の間で「よくやった」と喜びの声が広がった。
「宇宙戦艦ヤマト」など宇宙関連の作品をヒットさせている漫画家、松本零士さんは「人類によって地球が傷つけられている今、他天体の物質を探究することは、地球を守るためにも不可欠な活動。試料はとても小さいが、人類にとって巨大な一歩だ。日本がやりとげたことも素晴らしい」と喜んだ。
試料確認の立役者となったのは、はやぶさが宇宙空間で切り離したカプセルが、大気圏で燃え尽きずに帰還したからだ。カプセル開発の責任者、山田哲哉・宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授は「はやぶさの航行後、試料の分析へとバトンをつなぐことができ、ほっとしている。努力をしたかいがあった」と語った。
はやぶさを擬人化したゆるキャラ「はやぶさ君」の作者、小野瀬直美さんは「多くのトラブルを克服しながら、よく帰ってくれた。『あなたの帰りを待っている7年に分析技術も飛躍的に向上しました。小さな試料であっても、がんばって解析し良い成果が出るでしょう』と声をかけたい」とねぎらった。
はやぶさを主人公にした映像作品「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」を制作したコンピューターグラフィックス(CG)ディレクターの上坂(こうさか)浩光さんは「ニュースを聞き、体が震えた。はやぶさの努力がすべて無駄にならず、完結できたことが素晴らしい」と声を弾ませた。
この作品は、全国30カ所以上で上映され、20万人を動員した。はやぶさ帰還と今回の成果を含めた完結編は、24日から東京都渋谷区のコスモプラネタリウム渋谷で一般公開される。【永山悦子】
(毎日新聞 11月16日(火)11時25分配信)
お読みになりましたらぜひクリックをお願いします。
Posted by おだっちの菜の花油 at 11:53│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。