2010年12月01日
決着に期限設けず 普天間で
決着に期限設けず 普天間で前原外相
【東京】前原誠司外相は30日の記者会見で、来春の日米首脳会談までに米軍普天間飛行場移設の決着を図る考えかを問われ、「菅直人首相訪米のときにどういう状況になっているかで、書きぶりがどうなるかだが、期限を区切って沖縄にお願いすることはないので、その時の状態でわれわれが判断することになる」と述べた。
状況次第では首脳会談以降にも先送りの可能性も念頭に、普天間移設問題解決に期限を設定しない考えを強調した。
普天間移設をめぐり鳩山前政権が年内や3月、5月などの決着期限を設け、十分に対応できずに迷走した“教訓”を踏まえた格好だ。
普天間移設をめぐる情勢には「知事選の主要な候補者2人はどちらも県外移設を訴え、現職が再選した。簡単に進む話だとは思っていない」と説明。その上で「期限を区切るのは沖縄に対して非礼だ」と述べた。
日米首脳会談での日米同盟深化に関する共同声明には、昨今の北東アジアの安全保障環境を挙げ「同盟深化は、普天間の問題を横に置いても極めて大事だ」と強調した。
29日朝に仲井真弘多知事と電話で会談し、再選に祝意を伝えたことを明らかにし、「またぜひ話したいとお願いし、(知事からは)快くまたお会いしようということだった」と述べた。
(琉球新報 12月1日(水)10時5分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 12:40│Comments(0)
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