2010年12月10日
<タイ>カメラマン銃撃 報告書「軍兵士の銃撃の可能性」
<タイ>カメラマン銃撃 報告書「軍兵士の銃撃の可能性」
【バンコク西尾英之】バンコクで今年4月、タクシン元首相派と軍治安部隊との衝突を取材中に銃弾を受け死亡したロイター通信の日本人カメラマン、村本博之さん(当時43歳)について、同通信は10日、「軍兵士の銃撃で死亡した可能性が強い」とするタイ法務省特別捜査局の報告書を入手したと報じた。
捜査局幹部は11月、毎日新聞に「村本さんは軍による銃撃で死亡した」との見方を示したが、その根拠が明らかになるのは初めて。
ロイター通信によると、報告書は「兵士の銃が閃光(せんこう)を発した直後に村本さんが崩れ落ちた」との目撃者の証言を引用。また、軍による強制排除当日の5月19日、避難場所に指定されたバンコク都心部の寺院で銃撃され死亡した医療関係者ら6人のうち3人についても、兵士の発砲で死亡したとみられると結論付けている。
タイ政府はこれまで、一連の衝突で軍の発砲で死者が出たことを公式には一切認めていない。捜査局は報告書を公表せずに警察に送り、再捜査を依頼。日本政府はこれまで繰り返しタイ側に、村本さん死亡の早期の真相解明を求めている。
(毎日新聞 12月10日(金)21時22分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 21:33│Comments(0)
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