2010年12月23日
<スキー連盟>…評議員ら26人が提訴へ
<スキー連盟>鈴木会長選任は無効…評議員ら26人が提訴へ
全日本スキー連盟(SAJ)の今年10月の役員改選で選出手続きに不正があったとして、SAJの一部の評議員ら26人が24日、SAJを相手取り、鈴木洋一会長と会長が推薦した理事5人の地位不存在確認などを求め、東京地裁に提訴することが22日分かった。SAJは前回08年の役員改選でも同様の訴訟を起こされて敗訴し、当時の伊藤義郎会長らが辞任した経緯がある。
訴状によると、SAJは10月17日、東京都内で評議員会を開き、秋田県スキー連盟会長で秋田県議会議員の鈴木氏を新会長に選任した。SAJの運営規則では、会長候補は役員選出委員会が選び、評議員会が承認することになっている。
同日開かれた役員選出委員会(井上恵司委員長)は候補者を選べなかったが、評議員会は鈴木氏を候補者とし、採決を行った。評議員会には独自に会長を選ぶ権限がないことから、井上委員長ら原告は鈴木氏の会長選任は無効で、鈴木氏が推薦した5人の理事もその資格がないとしている。
SAJは2年前の役員改選でも、役員選出委員会の推挙を経ずに伊藤氏を会長に選任した。一部の理事らが提訴し、1審でSAJが敗訴。2審では今年6月、理事の地位にないとされた7人のうち伊藤氏ら4人が辞任して和解が成立した。
この訴訟でSAJ内に対立が生じた。今年の役員改選では反執行部派の候補者と執行部派の鈴木氏が立候補し、役員選出委員会で反執行部派の候補者が会長候補になったが、7月と10月の2度の評議員会では、この役員案が否決された。【立松敏幸】
(毎日新聞 12月23日(木)2時32分配信)
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Posted by おだっちの菜の花油 at 11:43│Comments(0)
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