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2010年12月23日

 知事、冷淡反応「予想通り」 




    知事、冷淡反応
    「予想通り」 全国知事会 基地で協力要請

    
 【東京】「同情で止まっていても事態は解決しない」「基地問題を沖縄問題として閉じこめないで」。全国47都道府県の知事らが出席した22日の全国知事会。

 仲井真弘多知事は、いつもに増して感情に訴える言葉で米軍普天間飛行場の県外移設実現へ向け全国知事の協力を求めた。しかし仲井真氏の発言を受け発言した知事は岩国基地を抱える山口県知事ひとり。

 国の出先機関改革や一括交付金などそのほかの議題では4、5人の知事らが活発に発言、持論を展開しあう場面とは対象的に基地問題で各県知事の反応は乏しかった。会議後知事は「大体反応は分かります」と予想はしていたとし「まずは第一歩」と自らを鼓舞するかのように強調した。

 知事の発言中、各県知事らは、手元に配布された仲井真知事の発言要旨の紙に目を落とし聞き入った。仲井真氏発言中、会場は水を打ったような静けさが広がった。

 仲井真氏は再選直後から、全国知事会で普天間飛行場の県外移設について問題提起する姿勢を示していた。22日の発言原稿は前日までの庁内調整に加え、最後は外部の知事ブレーンの意見を加え完成させた。

 知事会終了後仲井真知事は、自身が選挙期間中に県内を回る中で耳にした県民の素朴な疑問が今日の発言の背景にあったことを明かした。

 「選挙中、若い人、お年寄りといろんな人から素朴な疑問を聞いた。なぜ県外の人は沖縄の基地負担の実情を分かってくれないのか。なぜ皆で分かち合おうとしないのか。安保は沖縄だけのためにあるのではないのに」と。自身でも「素朴な疑問が意外に答えにくい」という県民の率直な思いを率直にぶつけた格好だ。

 知事の発言を受けて発言した山口県知事は、「地元の岩国基地は普天間基地に加え、厚木基地からの航空機移転で満杯状態でこれ以上の負担は困難」とした。

 ただ知事発言に理解を示し「同じ米軍基地を抱える知事として、知事会としても受け入れるものは受け入れる方向で考えていただきたい」と援護した。

 会議中発言を控えた知事らも、会議終了後の取材では一定の理解を示し、国の責務での解決の必要性を指摘した。

 前原誠司外相の地元京都の山田啓二知事は、「国がどういう基地、どういう訓練が今日本に必要でそれに対してこういう協力をしてくれと、その場合に地域が受けてもらうんだったら、こういう地域振興を考えてやっていくんだということを、国の責任で示さないといけない」と述べ、北沢俊美防衛相の地元長野の阿部守一知事も「県がどうこうする話ではない。国民全体で考えるべきだ」と政府の主導的役割が必要だとした。
(仲井間郁江)

(2010年12月23日(木)9時50分配信 琉球新報)




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Posted by おだっちの菜の花油 at 11:49│Comments(0)
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