2011年01月19日
<バスケット>北海道運営会社除名
<バスケット>北海道運営会社除名 プロと企業、どう共存
バスケットボール男子の日本リーグ(JBL)が19日の臨時理事会・総会で決議した、レラカムイ北海道の運営会社「ファンタジア・エンタテインメント」の除名処分は、赤字体質を脱却できなかったフ社とともに、JBLの体質にも一石を投じた。
会見したフ社の水沢佳寿子代表取締役は、経営難に陥った理由に「チーム間のカルチャー(文化)の違い」を挙げた。
JBLは所属8チームのうち六つが企業チームで、レラカムイとリンク栃木だけが独立採算のプロ。
プロにとっては、収益確保のために試合数が多いに越したことはなく、水沢氏は「(年間)60試合ぐらいにしてほしいと、ずっと要望していた」という。だが、企業側にはコスト増に映り、現在の42試合にとどまっている。
レラカムイは昨季まで3季連続でリーグ最多の観客動員を記録したが、大口のスポンサー集めや人件費の抑制に苦慮し、選手やスタッフへの給与遅配も起きていた。
同じくプロのリンク栃木は黒字に転換しているだけに、JBLの伊藤善文理事長は「リンクと比べ、経営手腕の違いだ」と厳しい見方をする。
ただ、企業チーム主体のJBLが、プロチームも運営しやすい環境にあったとは言い難い。現在、プロのbjリーグとの統合を目指し、13年度の新リーグ創設に向けて協議を進めているだけに、この教訓をどう生かすかが問われることになる。【平本泰章】
(毎日新聞 1月19日(水)21時32分配信)

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Posted by おだっちの菜の花油 at 21:38│Comments(0)
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